Actualités japonaises: 【随時更新】ロシアウクライナに軍事侵攻（5日の動き）

ロシアによるウクライナに対にたいする軍事ぐんじ侵攻しんこうが続つづいています。

ウクライナの各地かくちでロシア軍ぐんとウクライナ軍ぐんが戦闘せんとうを続つづけていて、大勢たいせいの市民しみんが国外こくがいへ避難ひなんしています。戦闘せんとうの状況じょうきょうや関係かんけい各国かっこくの外交がいこうなど、ウクライナ情勢じょうせいをめぐる5日にち（日本にっぽん時間じかん）の動うごきを随時ずいじ更新こうしんでお伝おつたえします。

（日本にっぽんとウクライナ、ロシアのモスクワとは6時間じかんの時差じさがあります）

日本にっぽん政府せいふ食料しょくりょう危機ききへの支援しえんで約やく2億おくドルの支援しえんを決定けってい

ロシアによるウクライナ侵攻しんこうを背景はいけいにした世界せかい的てきな食料しょくりょう危機ききをめぐり、政府せいふは、厳きびしい状況じょうきょうにある中東ちゅうとう・アフリカ諸国しょこくやウクライナを支援しえんするため、およそ2億おくドル、日本にっぽん円えんにして270億おく円えんの支援しえんを行おこなうことを正式せいしきに決きめました。

林はやし外務がいむ大臣だいじんが記者きしゃ会見かいけんで明あきらかにしました。

それによりますと270億おく円えんは国際こくさい機関きかんなどを通をつうじて拠出きょしゅつし、ウクライナやロシアからの輸入ゆにゅうが滞とどこおり食料しょくりょう不足ふそくに直面ちょくめんする中東ちゅうとう・アフリカ諸国しょこくへの食料しょくりょう供給きょうきゅうや生産せいさん能力のうりょくの強化きょうかを支援しえんするとしています。

また、ウクライナが穀物こくもつの輸出ゆしゅつを再開さいかいできるよう貯蔵ちょぞう施設しせつの整備せいびを後押あとおしするなどとしています。

林はやし大臣だいじんは「ウクライナの情勢じょうせいの影響えいきょうで、特とくに中東ちゅうとうアフリカ諸国しょこくなどでは食料しょくりょう安全あんぜん保障ほしょうをめぐる状況じょうきょうが悪化あっかしつつある。日本にっぽんは引き続ひきつづきG7をはじめ国際こくさい社会しゃかいと連携れんけいしながら、世界せかいの食料しょくりょう安全あんぜん保障ほしょう確保かくほのために取り組とりくむ」と述のべました。

日本にっぽん政府せいふロシア産さんの金きん輸入ゆにゅう禁止きんしなど追加ついかの制裁せいさい措置そち決定けってい

ウクライナへの軍事ぐんじ侵攻しんこうが続つづくなか、政府せいふはG7＝主要しゅよう7か国かこくと連携れんけいして圧力あつりょくをさらに強化きょうかする必要ひつようがあるとして、5日にちの閣議かくぎでロシアと同盟どうめい国こくベラルーシに対にたいする追加ついかの制裁せいさい措置そちを決きめました。

具体ぐたい的てきには、ロシア産さんの金きんの輸入ゆにゅうを禁止きんしし、会計かいけい・監査かんさ、信託しんたくといったロシア向むけの一部いちぶサービスの提供ていきょうも禁止きんしするとしています。

また、資産しさん凍結とうけつの対象たいしょうにロシアのグリゴレンコ副ふく首相しゅしょうなど57人にんと6団体だんたい、ウクライナ東部とうぶの不安定ふあんてい化かに直接ちょくせつ関与かんよしているとされる親しんロシア派はのウクライナ人じんら5人にんを加くわえるとしています。

さらに、日本にっぽんからの輸出ゆしゅつを禁止きんしする対象たいしょうに両国りょうこくの合あわせて90の軍事ぐんじ関連かんれん団体だんたいを追加ついかするとしています。

松野まつの官房かんぼう長官ちょうかんは閣議かくぎのあとの記者きしゃ会見かいけんで「世界せかいの平和へいわ秩序ちつじょを踏ふみにじるロシアによる侵略しんりゃくを1日にちも早はやく終おわらせるため追加ついかの制裁せいさい措置そちをとる。今後こんごも事態じたいの改善かいぜんに向むけてG7をはじめ国際こくさい社会しゃかいと連携れんけいし取り組とりくんでいく」と述のべました。

ドネツク州しゅうクラマトルシク市民しみんから不安ふあんの声こえ

ウクライナ東部とうぶドネツク州しゅうのクラマトルシクでは、4日にち、ロシア軍ぐんの攻勢こうせいが強つよまることに備そなえてパンや缶詰かんづめなどの食料しょくりょう配付はいふに多おおくの人ひとが集あつまっている様子ようすが見みられ、不安ふあんの声こえが聞きかれました。

クラマトルシクではすでに3分ぶんの2の市民しみんが戦況せんきょうの悪化あっかを恐おそれて町まちを離はなれたものの、今いまも6万まん人にん余あまりがとどまっているということです。

ロシア軍ぐんがルハンシク州しゅうを掌握しょうあくしたと発表はっぴょうした後のち、市民しみんは次つぎはドネツク州しゅうで攻勢こうせいが強つよまるのではないかと恐おそれているということで、28歳さいの女性じょせいは「ここ数すう日にちは外出がいしゅつしないようにしています」と話はなしていました。68歳さいの女性じょせいは「クラマトルシクは何なん度ども攻撃こうげきにさらされていて怖こわいです」と話はなしていました。

ゼレンスキー大統領だいとうりょう「復興ふっこうは今いますぐ行おこなう必要ひつようがある」

ゼレンスキー大統領だいとうりょうは4日にちに公開こうかいしたビデオメッセージで、ロシア軍ぐんがウクライナ東部とうぶで攻勢こうせいを強つよめているという認識にんしきを示しめしたうえで、「ウクライナ軍ぐんはロシア軍ぐんに反撃はんげきし押し返おしかえす必要ひつようがあるが、難むずかしい仕事しごとであり、時間じかんと超ちょう人的じんてきな努力どりょくが必要ひつようだ。しかし、私わたしたちにはほかに選択肢せんたくしはない」と述のべ、徹底てってい抗戦こうせんを続つづけていく考かんがえを示しめしました。

また、4日にちにスイス南部なんぶで行おこなわれたウクライナの復興ふっこうを話し合はなしあう国際こくさい会議かいぎに関連かんれんしてゼレンスキー大統領だいとうりょうは「ウクライナの復興ふっこうは、私わたしたちの勝利しょうりのあとではなく今いますぐ行おこなう必要ひつようがある。パートナーや、民主みんしゅ主義しゅぎの世界せかい全体ぜんたいで取り組とりくまなければならない」と述のべ、復興ふっこうへの取り組とりくみに早期そうきに着手ちゃくしゅする必要ひつようがあると訴うったえました。

プーチン大統領だいとうりょう他た地域ちいき掌握しょうあく作戦さくせんを指示しじ

ロシア軍ぐんが攻勢こうせいを強つよめていた、ウクライナ東部とうぶルハンシク州しゅうについて、プーチン大統領だいとうりょうは4日にち、ショイグ国防こくぼう相しょうから、ウクライナ側がわの最後さいごの拠点きょてんとされるリシチャンシクを掌握しょうあくし、ルハンシク州しゅうの軍事ぐんじ作戦さくせんが完了かんりょうしたと報告ほうこくを受うけました。

これを受うけてプーチン大統領だいとうりょうは、戦闘せんとうに関かかわった司令しれい官かんなどをたたえ「ルハンシク州しゅうで任務にんむに関かかわり勝利しょうりした部隊ぶたいは、まず休息きゅうそくをとり、戦闘せんとう能力のうりょくを高たかめる必要ひつようがある」と述のべ、激はげしい消耗しょうもう戦せんとなる中なか、今後こんごに向むけて部隊ぶたいを立て直たてなおす必要ひつよう性せいに言及げんきゅうしました。

そのうえで「事前じぜんに承認しょうにんされた計画けいかくに従にしたがって任務にんむを遂行すいこうしなければならない。ルハンシク州しゅうのように進すすめられることを望のぞむ」と述のべ、他たの地域ちいきの掌握しょうあくに向むけて作戦さくせんを推し進おしすすめるよう指示しじしました。

ルハンシク州しゅう知事ちじ「第だい2のマリウポリになるおそれ撤退てったいを判断はんだん」

ウクライナ東部とうぶルハンシク州しゅうのハイダイ知事ちじは4日にち、AP通信つうしんのインタビューで、リシチャンシクからウクライナ軍ぐんの撤退てったいが完了かんりょうしたと説明せつめいし「ロシア軍ぐんに包囲ほういされるリスクがあった。駐留ちゅうりゅうしていた部隊ぶたいはあと数すう週間しゅうかんは領土りょうどを守まもることができる状態じょうたいだったが、問題もんだいはその行動こうどうに対価たいかがあるのかだ。兵士へいしたちは意味いみもなく命いのちを投げ出なげだすことになっただろう」と述のべました。

そして「リシチャンシクが第だい2のマリウポリになるおそれがあった。それが撤退てったいする判断はんだんをした最終さいしゅう的てきな理由りゆうだ」と述のべ、多おおくの犠牲ぎせい者しゃが出でる事態じたいを避さけるための撤退てったいだったと指摘してきしました。

ロシアがドネツク州しゅうへの攻撃こうげきへ戦力せんりょく集中しゅうちゅう化か

ロシア国防省こくぼうしょうは4日にち、ルハンシク州しゅうに隣接りんせつする東部とうぶドネツク州しゅうの各地かくちをミサイルで攻撃こうげきし、指揮しき所しょや弾薬だんやく庫こ、武器ぶき庫こなどを破壊はかいしたと発表はっぴょうしました。

戦況せんきょうを分析ぶんせきしているイギリス国防省こくぼうしょうは4日にち「ドネツク州しゅうの多おおくの地域ちいきはウクライナ軍ぐんが制御せいぎょしている。東部とうぶドンバス地域ちいきの戦たたかいは、激はげしい消耗しょうもう戦せんとなっていて、今後こんご、数すう週間しゅうかんで戦況せんきょうが変化へんかする可能かのう性せいは非常ひじょうに低ひくい」として、戦況せんきょうがこう着こうちゃく状態じょうたいに陥おちいるという見通みとおしを示しめしました。

ロシア軍ぐんは今後こんご、ドネツク州しゅうの完全かんぜん掌握しょうあくに向むけ、戦力せんりょくを集中しゅうちゅうさせるとみられますが、ウクライナ側がわは欧米おうべいなどの軍事ぐんじ支援しえんを受うけて徹底てってい抗戦こうせんする構かまえで、激はげしい攻防こうぼうが続つづくとみられます。

ウクライナ復興ふっこう3段階だんかいに分わけて進すすめる計画けいかく提示ていじ

ウクライナの復興ふっこうをめぐる国際こくさい会議かいぎは、4日にち午後ごご、日本にっぽん時間じかんの4日にち夜よる、スイス南部なんぶのルガーノで開ひらかれ、日本にっぽんや欧米おうべいなどおよそ40か国かこくの政府せいふ関係かんけい者しゃのほか、EU＝ヨーロッパ連合れんごうの機関きかんや世界せかい銀行ぎんこうなど、国際こくさい機関きかんの代表だいひょうも出席しゅっせきしました。

会議かいぎにはゼレンスキー大統領だいとうりょうがオンラインで参加さんかし「ウクライナの再建さいけんは、ひとつの国くにだけでなく、すべての民主みんしゅ主義しゅぎの国々くにぐににとって共通きょうつうの課題かだいだ」と述のべ、各国かっこくに協力きょうりょくを求もとめました。

これを受うけて、ウクライナのシュミハリ首相しゅしょうが、復旧ふっきゅうや復興ふっこうを進すすめるためには現時点げんじてんで総額そうがくおよそ7500億おくドル、日本にっぽん円えんにして101兆ちょう円えん余あまりが必要ひつようだと訴うったえました。

そして復興ふっこうなどは緊急きんきゅう度どに応おうじて3段階だんかいに分わけて行おこなわれ、まずは水道すいどうや橋はしなど人々ひとびとの生活せいかつに欠かかせないインフラの復旧ふっきゅうを進すすめたうえで、学校がっこうなどの再建さいけんに取り組とりくみ、その後そのご、環境かんきょうを重視じゅうしした経済けいざいの回復かいふくなど長期ちょうき的てきな課題かだいに取り組とりくむとする計画けいかくの内容ないようを提示ていじしました。

また、シュミハリ首相しゅしょうは、費用ひようの一部いちぶについては、ウクライナへの軍事ぐんじ侵攻しんこうを受うけた制裁せいさいに伴ともなって各国かっこくで凍結とうけつされているロシア関係かんけい者しゃの資産しさんをあてるべきだと提案ていあんしました。

最終さいしゅう日びの5日にちは、各国かっこくの代表だいひょうがそれぞれの支援しえん方針ほうしんを発表はっぴょうすることになっていますが、日本にっぽんに対にたいしては、建物たてもののがれきの処理しょりなど震災しんさいの経験けいけんを生いかした支援しえんが期待きたいされているということです。

ロシア軍ぐん撤退てったいも“地雷じらい除去じょきょに少すくなくとも10年ねん” 復興ふっこうの妨さまたげに

ウクライナでは、ロシア軍ぐんが撤退てったいした地域ちいきでも地雷じらいや不発ふはつ弾だんが数多かずおおく残のこされ、ウクライナの非常ひじょう事態じたい庁ちょうは、すべて除去じょきょするのに少すくなくとも10年ねんはかかるとしていて、人々ひとびとの生活せいかつ再建さいけんや農業のうぎょうの再開さいかいなど今後こんごの復興ふっこうの大おおきな妨さまたげとなっています。

このうち、ことし4月つき初はじめにロシア軍ぐんが周辺しゅうへんから撤退てったいしたキーウ州しゅうでは、林道りんどうや農地のうちなどに埋うめられた地雷じらいの被害ひがいにあう人ひとが後ごを絶たちません。

キーウ州しゅうで大工だいくをしていたペトロ・カシュピルコさんは、4月つき9日にち、キーウ近郊きんこうの林道りんどうで地雷じらいを踏ふみ、右みぎ足首あしくびを失うしないました。

カシュピルコさんは当時とうじの状況じょうきょうについて「地雷じらいを踏ふんでしまい、爆発ばくはつしました。革かわのベルトで自分じぶんで止血しけつしましたが、ひどい痛いたみで、叫さけびました。娘むすめが来きてくれて、2人にんで林道りんどうからはって出でました」と話はなしていました。

カシュピルコさんによりますと、同おなじ林道りんどうでは、ほかにも地雷じらいの被害ひがいにあって複数ふくすうの死傷ししょう者しゃが出でたということで「ロシア兵へいがいたところには、どこも地雷じらいが埋うめられています。住民じゅうみんを標的ひょうてきにした地雷じらいは、ロシアによる戦争せんそう犯罪はんざいです」と強つよく非難ひなんしました。

カシュピルコさんは、いまは週しゅうに3日にち、リハビリ施設しせつに通かよい、かつてのように大工だいくとして働はたらけることを願ねがっています。

キーウ州しゅうでは、各かく自治体じちたいなどが森林しんりんや林道りんどうの入り口いりくちに地雷じらいなど爆発ばくはつ物ぶつの危険きけんを知しらせる看板かんばんを立たてるなどして住民じゅうみんに注意ちゅういを呼よびかけているほか、各地かくちで地雷じらいの除去じょきょが行おこなわれています。

キーウ近郊きんこうのイルピンのクラフチュク副ふく市長しちょうは「イルピンでは地雷じらい、ロケット、爆弾ばくだんとあらゆる種類しゅるいの武器ぶきが使つかわれ、今いまもそうした爆発ばくはつ物ぶつが多おおく見みつかります」と述のべ、学校がっこうなどでの爆発ばくはつ物ぶつの捜索そうさくにも力ちからを入いれていると説明せつめいしました。

そのうえで「人々ひとびとは戻もどってきていますが、がれきの下したに何なにがあるか分わからず、恐おそれています。復興ふっこうにとって障害しょうがいとなっています」と述のべ、今いまも残のこる地雷じらいなどが人々ひとびとの生活せいかつを脅おびやかし、復興ふっこうの妨さまたげになっていると訴うったえていました。

ゼレンスキー大統領だいとうりょう都内とないの大学だいがくでオンライン講演こうえん

ウクライナのゼレンスキー大統領だいとうりょうが4日にち、都内とないの大学だいがくでオンラインで講演こうえんしました。

オンライン講演こうえんが行おこなわれたのは東京とうきょう文京ぶんきょう区くの東洋とうよう大学だいがくで、ロシアによる軍事ぐんじ侵攻しんこう後ごにウクライナの大学だいがくと学術がくじゅつ交流こうりゅうの協定きょうていを結むすび、10人にん以上いじょうの留学生りゅうがくせいを受け入うけいれていることなどから実現じつげんしたということです。

日本にっぽん国内こくないに向むけた講演こうえんは、3月つきに行おこなわれた国会こっかい演説えんぜつ以降いこう初はじめてだということで、会場かいじょうには学生がくせいや教職きょうしょく員いん、ウクライナからの留学生りゅうがくせいなど350人にん余あまりが集あつまり、オンラインで全国ぜんこく14の大学だいがくにも配信はいしんされました。

講演こうえんでゼレンスキー大統領だいとうりょうは平和へいわについて語かたり「ミサイルや爆弾ばくだんがない平和へいわな空そら、破壊はかいされていない家いえ、亡なくなっていない家族かぞくや周まわりの人ひとたちというのは実じつは大おおきな恵めぐみで、われわれにとってそれは奇跡きせきです。奇跡きせきがまた現実げんじつになるよう、武器ぶきをとって戦たたかっています。人間にんげんにとって普通ふつうの社会しゃかい、普通ふつうの国くに、普通ふつうの平和へいわ、これがウクライナが守まもろうとしているものです」と語かたりました。

質疑しつぎ応答おうとうでは、ウクライナからの留学生りゅうがくせいが、母国ぼこくのために何なにができるかと質問しつもんすると、ゼレンスキー大統領だいとうりょうは「皆みなさんが日本にっぽんで得える知識ちしきはウクライナの復興ふっこうのために役に立やくにたつ。ウクライナに戻もどったときに復興ふっこうに参加さんかして下ください」と答こたえていました。

また、日本にっぽんの学生がくせいが、強つよさや今いまの思おもいを尋たずねると「武器ぶきというのは戦闘せんとうのためだけではなく、いま私わたしが行おこなっている情報じょうほう提供ていきょうや世界せかいのリーダー、国際こくさい社会しゃかいに対にたいする影響えいきょうというのも、ひとつの武器ぶきになる。皆みなさんが将来しょうらい、ことばのコミュニケーションによる武器ぶきしか使つかわないよう、心こころから祈いのっている」と語かたりかけていました。

講演こうえんの録画ろくがは、東洋とうよう大学だいがくのホームページで公開こうかいされています。

フランシスコ教皇きょうこう“ロシアとウクライナを訪問ほうもんしたい”

ローマ・カトリック教会きょうかいのフランシスコ教皇きょうこうは2日にち、ロイター通信ろいた-つうしんのインタビューで、7月つき下旬げじゅんに予定よていしているカナダへの訪問ほうもんのあと、できるだけ早はやい時期じきにロシアとウクライナの双方そうほうを訪問ほうもんしたいという意向いこうを明あきらかにしました。

フランシスコ教皇きょうこうはインタビューの中なかで「まずはロシアに行いき、何なんらかの手助てだすけをしたうえで、双方そうほうの首都しゅとを訪問ほうもんしたい」「ロシアとの間まにはまだ対話たいわの道みちは残のこされている」などと述のべ、双方そうほうへの訪問ほうもんを通をつうじて事態じたいの打開だかいに貢献こうけんしたいという考かんがえを示しめしました。

フランシスコ教皇きょうこうは、ロシアによる軍事ぐんじ侵攻しんこうで多おおくの市民しみんが犠牲ぎせいになっていることに繰り返くりかえし懸念けねんを示しめしていて、ことし5月つきのイタリアの新聞しんぶんのインタビューでも、ロシアのプーチン大統領だいとうりょうと対面たいめんで会談かいだんし停戦ていせんを働はたらきかけたいという考かんがえを示しめしていました。