Actualités japonaises: “ウェブスキミング”でクレカ情報を不正入手か全国初の検挙

“ウェブスキミング”でクレカ情報じょうほうを不正ふせい入手にゅうしゅか全国ぜんこく初はつの検挙けんきょ

Nov 15, 2023 17:11

Furigana

音楽おんがくグループの公式こうしきサイトに不正ふせいなプログラムを仕掛しかけ、サイトで買い物かいものをした人ひとのクレジットカード情報じょうほうを不正ふせいに入手にゅうしゅしたとして京都きょうと府警ふけいは、26歳さいの容疑ようぎ者しゃを逮捕たいほしました。こうした手口てぐちは「ウェブスキミング」と呼よばれ、警察けいさつによりますと、検挙けんきょするのは全国ぜんこくで初はじめてだということです。

逮捕たいほされたのは、埼玉さいたま県けん草加そうか市しの無職むしょく、大熊おおくま翔しょう容疑ようぎ者しゃ（26）です。

警察けいさつによりますと、去年きょねん10月つきから11月つきにかけて、音楽おんがくグループの公式こうしきサイトに不正ふせいなプログラムを仕掛しかけ、サイトを通をつうじて商品しょうひんを購入こうにゅうした京都きょうと府内ふないの3人にんのクレジットカード番号ばんごうなどを不正ふせいに入手にゅうしゅしたとして、不正ふせい指令しれい電磁でんじ的てき記録きろく供用きょうようなどの疑うたがいが持もたれています。

不正ふせいに入手にゅうしゅしたとみられるクレジットカードの情報じょうほうが、匿名とくめいの掲示板けいじばんに100件けん以上いじょう書き込かきこまれているのを警察けいさつがサイバーパトロールで見みつけ、捜査そうさを進すすめていました。

調しらべに対にたいし「興味きょうみ本位ほんいでサイトに不正ふせいプログラムを設置せっちして、他人たにんのカード情報じょうほうを盗ぬすんだ」と容疑ようぎを認みとめているということです。

正規せいきのサイトに不正ふせいなプログラムを仕掛しかけて利用りよう者しゃの情報じょうほうを抜き取ぬきとる手口てぐちは「ウェブスキミング」と呼よばれ、京都きょうと府警ふけいによりますと、検挙けんきょするのは全国ぜんこくで初はじめてだということです。

警察けいさつは不正ふせいに得えた情報じょうほうの使つかいみちなどについて捜査そうさしています。

大熊おおくま容疑ようぎ者しゃは都内とないの大学だいがくにファックスで爆破ばくは予告よこくを送おくったほか、不正ふせいに得えたクレジットカード情報じょうほうで買い物かいものをしたなどとしてこれまでに威力いりょく業務ぎょうむ妨害ぼうがいなどの罪つみで起訴きそされ裁判さいばんが進すすめられています。

ウェブスキミングとは

正規せいきのサイトに不正ふせいなプログラムを仕掛しかけてクレジットカード番号ばんごうなどの情報じょうほうを抜き取ぬきとる手口てぐちは「ウェブスキミング」と呼よばれ、警察けいさつが注意ちゅういを呼よびかけています。

ネット上じょうで不正ふせいに個人こじん情報じょうほうを入手にゅうしゅする手口てぐちは偽にせのサイトを使つかった「フィッシング詐欺さぎ」が知しられていますが、「ウェブスキミング」は正規せいきのサイトに不正ふせいなプログラムを仕掛しかけるもので、利用りよう者しゃだけでなく、サイトの管理かんり者しゃも気付きづきにくいのが特徴とくちょうです。

警察けいさつによりますと、被害ひがいを防ふせぐには、サイトの管理かんり者しゃが不正ふせいなプログラムを仕掛しかけられないよう、セキュリティー対策たいさくをとる必要ひつようがあるということです。

また利用りよう者しゃ側がわは、カード情報じょうほうが抜き取ぬきとられ利用りようされた場合ばあいに気きづけるようにクレジットカードの利用りよう明細めいさいをこまめに確認かくにんするほか、カードで決済けっさいした際さいにメールなどで通知つうちが来くるよう設定せっていすることが必要ひつようで、警察けいさつは身みに覚おぼえのない利用りようがあればすぐにカード会社かいしゃや警察けいさつに相談そうだんするよう呼よびかけています。