京都府警察本部の50
代の
警部補が、4
年前、
京都市内で
遺体が
見つかって
事件性がないか
調べる捜査をした
際、
亡くなった
人の
自宅にあった
現金およそ10
万円などを
盗んでいたとして、
窃盗の
疑いで
逮捕されました。
逮捕されたのは、現在、京都府警察本部の捜査2課に所属する、警部補、林謙司 容疑者(57)です。
警察によりますと、警部補は伏見警察署に勤務していた4年前、京都市内で遺体が見つかって、事件性がないか、亡くなった人の自宅を捜査した際、部屋にあった現金およそ10万円と1万円相当の腕時計を盗んだ疑いが持たれています。
捜査関係者によりますと、現場では亡くなった人の家族と同僚の警察官が立ち会っていましたが、警部補の行動には気付かなかったということです。
また、警部補は盗んだ時計は買い取り業者に持ち込み換金していたとみられるということです。
調べに対し、警部補は「私が盗みをしたことに間違いありません」と容疑を認めているということで、警察は詳しい経緯を調べています。
警察官が逮捕されたことについて、京都府警察本部の森功治 首席監察官は「府民の信頼を損ねる事案で言語道断であり、被害者、関係者および府民の皆様に心からおわび申し上げる。今後の捜査結果を踏まえ、厳正に対処する」とコメントしています。