この催しは、ガザ地区での支援活動に当たっている国内の6つのNGOが東京 港区の寺を会場に開きました。
各団体が子どもの栄養状況の改善や心のケアなどの活動について報告したあと、来日中のガザ地区出身の医師、イゼルディン・アブエライシュ氏が講演しました。
アブエライシュ氏は2009年にガザ地区に侵攻したイスラエル軍に自宅を攻撃されて3人の娘とめいを失い、人権活動家としても活動していて「ガザの人々は日常的に殺害、破壊、強制移住、飢餓に直面していて、世界はそれを傍観しています。傍観するのではなく、戦争を止めるための行動が必要です」と一刻も早い停戦を訴えました。
このあと、参加者たちはキャンドル型のLEDライトを並べて作った「GAZA」という文字のまわりに集まって黙とうをささげ、亡くなった人を追悼するとともに停戦を願いました。
20年ほど前にガザ地区を訪れたことがあるという60代の女性は「支援金を送るぐらいのことしかできませんが、ガザのためにできることをやっていくしかないと思っています」と話していました。