2024
年のノーベル
賞の
受賞者は、
日本時間の10
月9
日(
水)
午後6
時45
分以降にスウェーデンの
首都・ストックホルムで
発表されます。
こちらのNHKのニュースサイトでは、現地の会見の様子を同時通訳付きの「ライブ配信」でお伝えするとともに、受賞者の情報を速報します。
注目の研究者は
ノーベル化学賞は、これまで日本から8人が受賞していて、ほかにも「ノーベル賞級」とされる成果を挙げている日本の研究者が多くいます。
東京理科大学 栄誉教授の藤嶋昭さんは、水中の「酸化チタン」に紫外線を当てると、水が水素と酸素に分解される現象を世界で初めて発見し、有害物質の分解などに利用される「光触媒」の実用化の道を開きました。
科学技術振興機構 理事長の橋本和仁さんは、藤嶋さんとともに「光触媒」の研究に取り組み、汚れや有害物質のほか、細菌やウイルスを分解する力があることを明らかにしました。
東京大学 卓越教授の藤田誠さんは、分子どうしがひとりでに結びつく「自己組織化」と呼ばれる現象の研究で国内外で高く評価されています。
京都大学 理事の北川進さんは「多孔性金属錯体」という特定の気体を貯蔵できる材料の合成で世界的に注目されています。
信州大学 特別特任教授で東京大学 特別教授の堂免一成さんは、「光触媒」を使い、植物のように太陽の光を利用してエネルギーを生み出す「人工光合成」の研究で、効率的に水素を取り出す手法を開発しました。ことし、イギリスの学術情報サービス会社からノーベル化学賞受賞の有力候補にあげられました。