裁判所から
破産手続きの
開始決定を
受けた、
東京の
旅行会社「
てるみくらぶ」のツアーに
参加した
旅行者が
海外から
帰国し、ツアー
代とは
別に
現地のホテルで
高額の
宿泊代を
請求されたとして、
怒りをあらわにしていました。
愛知県の
中部空港国際線のロビーには、「てるみくらぶ」が
企画した
パリを
巡るツアーに
参加した
人たちが
帰国しました。
このうち今月22日から高校生の娘と一緒に参加した愛知県の40代の女性は、宿泊先のパリのホテルで突然、フロントから呼び出され、「旅行会社と連絡が取れないので、今すぐ宿泊代を払ってほしい」と言われ、日本円で7万円余りを請求されたということです。
女性は宿泊費を含めたツアー代金として20万円近くを支払っていましたが、ホテル側には聞き入れてもらえず、カードで支払ったうえ、宿泊費の安い別のホテルに移ったということです。
女性と高校生の娘は「日本に帰れるのかが不安で、観光もできずにずっと休んでいました。激安だったので『てるみくらぶ』に決めましたが、私たちもホテル側もだまされたのだと思う」と話していました。
また、同じツアーに参加した三重県の50代の男性も、ツアー代とは別に夫婦でおよそ13万円の宿泊費をホテルから請求され、現地で支払ったということです。
男性は「ツアーの参加者の15~16人の中には泣き崩れる女性もいて、観光どころではなかった。『てるみくらぶ』には怒りでいっぱいで、刑事告訴を検討したい」と話していました。