アフリカで
感染が
拡大し、WHO=
世界保健機関が
今月14
日に「
国際的に
懸念される
公衆衛生上の
緊急事態」を
宣言した「エムポックス」、
これまでのサル
痘について、タイの
保健当局は22
日、
重症化しやすい
タイプのウイルスの
感染が
国内で
初めて確認されたと
発表しました。
重症化しやすい
タイプの
感染例はアジアでは
初めてとみられ、
感染の
広がりが
懸念されています。
「エムポックス」は発熱や発疹などの症状が現れるウイルス性の感染症で、おととし、欧米を中心に感染者の報告が相次ぎました。
WHOは今月14日、アフリカ中部のコンゴ民主共和国を中心に再び感染が拡大し、重症化しやすいタイプの新しいウイルスが確認されているとして、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言しています。
タイ保健当局によりますと、重症化しやすいタイプのウイルスの感染が確認されたのは今月14日に、アフリカの感染が広がっている国から中東を経由してタイに入国した、ヨーロッパ国籍の60代の男性だということです。
男性は、現在、病院で治療を受けているということで、タイの保健当局は飛行機の中で男性の近くにいた40人あまりについて症状を訴えている人はいないとした上で、経過観察を続けているということです。タイで重症化しやすい新しいタイプのウイルスの感染が確認されたのは初めてだということです。
このタイプの感染例はアジアでは初めてとみられ、感染の広がりが懸念されています。