パリパラリンピックは陸上の競技が始まり、唐澤選手は東京大会で銀メダルを獲得している男子5000メートル視覚障害のクラスで金メダル獲得を目指しました。
唐澤選手は序盤から2位の好位置につけ、レースを進めました。終盤にペースを上げ、トップとの差を詰めましたが、わずかに及びませんでした。
それでも、アジア記録を更新する14分51秒48のタイムでフィニッシュし、銀メダルを獲得しました。東京大会に続いて、2大会連続の銀メダル獲得です。
▽金メダルは、14分48秒85のタイムで世界記録を更新したブラジルのジュリオ セザル・アグリピノ ドス サントス選手
▽銅メダルはブラジルのイエルツィン・ジャクエス選手でした。
唐澤剣也「全力は出し切って最低限の自己ベスト更新」
唐澤選手は「金メダルを目標にしていたので銀メダルで残念な結果だったが全力は出し切って最低限の自己ベスト更新ができたのでよかった」と悔しさをにじませながら振り返りました。
また、序盤からハイペースで進んだレースについて「前半のガイドがいい位置で後半のガイドに渡してくれた。落ち着いてレースを作ってくれたと思う」とガイドランナーに感謝していました。
同じくこの種目に出場した和田伸也選手はレース中盤、ペースを落として突き放され、15分16秒41のタイムで4位でした。
和田伸也「持てる力をすべて出しきれた」
和田選手は「4度目の大会で持てる力をすべて出しきれた。序盤は強い選手についていけたので、いい展開で走れた」と充実した表情で振り返りました。