岸田総理大臣は20
日、
東京電力福島第一原発を
訪れ、
原発にたまる
処理水を
薄めて
海に
放出する
計画の
準備状況を
視察します。
岸田総理大臣は20
日の
視察や
漁業者との
面会などを
経て、
具体的な
放出時期を
決めることにしています。
福島第一原発にたまる処理水を基準を下回る濃度に薄めて海に放出する計画をめぐっては、政府は週内に関係閣僚会議を開き、できるだけ早く放出を始める方向で調整を進めています。
これを前に、岸田総理大臣は、放出に向けた準備状況などを確認するため、午前11時すぎに福島第一原発に到着しました。
海への放出を行うための設備などを視察するほか、東京電力の幹部と意見を交わすことにしています。
岸田総理大臣は19日に「漁業への影響を可能なかぎり抑制する観点などを総合的に踏まえ、国として判断すべき最終的な段階に至っている」と述べていて、20日の視察や漁業者との面会などを経て、具体的な放出時期を決めることにしています。