일본어 뉴스: 東京のコロナ感染状況“早いペースで悪化か…”専門家が危機感

東京とうきょう都内とないでは29日にち、新あらたに476人にんの新型しんがたコロナウイルスへの感染かんせんが確認かくにんされ、10日にち連続れんぞくで前まえの週しゅうの同おなじ曜日ようびを上回うわまわりました。専門せんもん家かは「感染かんせん状況じょうきょうは早はやいペースで悪化あっかする可能かのう性せいがあり、感染かんせん再さい拡大かくだいが懸念けねんされる」と述のべ、強つよい危機きき感かんを示しめしました。

東京とうきょう都との感染かんせん確認かくにん前週ぜんしゅうの同おなじ曜日ようび比ひ↑が続つづく

まん延まんえん防止ぼうし等とう重点じゅうてん措置そちに移行いこうした東京とうきょう都とでは新あらたな感染かんせん確認かくにんが増ふえていて、29日にちは476人にんの感染かんせん確認かくにんが発表はっぴょうされました。これは1週間しゅうかん前まえの火曜日かようびより41人にん増ふえています。

こうした状況じょうきょうを受うけて都とは29日にち、幹部かんぶと専門せんもん家かが集あつまり感染かんせん状況じょうきょうの分析ぶんせきや今後こんごの対応たいおうについて協議きょうぎしました。

専門せんもん家か「感染かんせん状況じょうきょう早はやいペースで悪化あっかの可能かのう性せい」

この中なかで都との「専門せんもん家かボード」の座長ざちょうで東北とうほく医科いか薬科やっか大学だいがくの賀来かく満夫みつお特とく任にん教授きょうじゅは「夜間やかんの滞留たいりゅう人口じんこうのうちハイリスクと考かんがえられる22時じから24時じまでの人口じんこうが急増きゅうぞうしている。2回かい目めの緊急きんきゅう事態じたい宣せん解除かいじょ後ごの1週間しゅうかんと同おなじ程度ていどの高たかい水準すいじゅんだ。感染かんせん状況じょうきょうは早はやいペースで悪化あっかする可能かのう性せいがある。感染かんせん再さい拡大かくだいが懸念けねんされる」と述のべました。

また、インドで確認かくにんされた「L452R」の変異へんいがあるウイルスについて「都内とないで増加ぞうかの兆きざしが見受みうけられ、今後こんご、急速きゅうそくな置き換おきかわりが懸念けねんされる」と述のべ、警戒けいかいが必要ひつようだと呼よびかけました。

多羅尾たらお副ふく知事ちじ「新規しんき陽性ようせい者しゃ増加ぞうかとまらず予断よだんを許ゆるさない」

このあと都との幹部かんぶや専門せんもん家かが出席しゅっせきして記者きしゃ会見かいけんが開ひらかれ、この中なかで過度かどの疲労ひろうで入院にゅういんし静養せいようが続つづいている小池こいけ知事ちじの代理だいりをつとめる多羅尾たらお副ふく知事ちじは「新規しんき陽性ようせい者しゃ数すうの増加ぞうかがとまらない。再さい拡大かくだいが危惧きぐされ予断よだんを許ゆるさない。一方いっぽうでワクチン接種せっしゅが進すすみ高齢こうれい者しゃの感染かんせん割合わりあいは明あきらかに減少げんしょうしている。ワクチンが行いきわたっていない若者わかものや中高年ちゅうこうねん世代せだいで感染かんせんの広ひろがりが見みえている」と述のべ、若者わかものや中高年ちゅうこうねん層そうに特とく化かした対策たいさくを強化きょうかする考かんがえを示しめしました。

また、小池こいけ都知事とちじについて多羅尾たらお副ふく知事ちじは記者きしゃ会見かいけんで「医師いしの指示しじで静養せいようが必要ひつようということで現在げんざい休やすんでいる。知事ちじとは必要ひつような連絡れんらくをとりながら日々ひび、対応たいおうしている。都庁とちょうとしてはコロナ対策たいさくをはじめ今いままでどおり万全ばんぜんな態勢たいせいでやっていると認識にんしきしている」と述のべました。

「新型しんがたコロナウイルスに感染かんせんしていることはないか」と記者きしゃ団だんから聞きかれると「少すくなくとも私わたしは聞きいていない」と述のべました。

感染かんせん状況じょうきょう悪化あっか“酒さけの提供ていきょう全面ぜんめん停止ていしの要請ようせい” 具体ぐたい的てきな言及げんきゅうなし

今回こんかいのまん延まんえん防止ぼうし等とう重点じゅうてん措置そちに移行いこうする際さいに、東京とうきょう都とは感染かんせん状況じょうきょうが悪化あっかした場合ばあいには酒さけの提供ていきょうの全面ぜんめん停止ていしを要請ようせいするとしていました。これについて、記者きしゃ会見かいけんを開ひらいた都との専門せんもん家かや幹部かんぶは記者きしゃ団だんから「具体ぐたい的てきにどういう状況じょうきょうになったら判断はんだんするのか」などと繰り返くりかえし聞きかれました。

これに対にたいして賀来かく特とく任にん教授きょうじゅは、高齢こうれい者しゃの感染かんせんが減へっていることなどを踏ふまえ「新あらたな感染かんせん者しゃの中身なかみが変かわってきている。感染かんせん状況じょうきょうを踏ふまえて今いましばらく傾向けいこうを見定みさだめる必要ひつようがある」と述のべました。

また、黒沼くろぬま靖やすし総務そうむ局長きょくちょうは「総合そうごう的てきに都ととして判断はんだんする。行政ぎょうせいだけで判断はんだんするのではなく専門せんもん家かの助言じょげんをいただきながら判断はんだんしていく。現時点げんじてんでは今いましばらく状況じょうきょうをみていきたい。ただ非常ひじょうに憂慮ゆうりょ、懸念けねんをしている」と述のべました。

どのような状況じょうきょうになったら判断はんだんするかについて、具体ぐたい的てきな言及げんきゅうはありませんでした。

東京とうきょう周辺しゅうへんでは…？千葉ちば神奈川かながわは前週ぜんしゅうの同おなじ曜日ようび比ひ↑

東京とうきょう周辺しゅうへんの自治体じちたいの感染かんせん状況じょうきょうです。

▽千葉ちば県内けんないでは新あらたに92人にんの感染かんせんが確認かくにんされ、1週間しゅうかんぶりに感染かんせん者しゃの発表はっぴょうが100人にんを下回したまわりましたが、1週間しゅうかん前まえの火曜日かようびより18人にん増加ぞうかしました。

▽埼玉さいたま県内けんないでは76人にんの感染かんせん確認かくにんで、1週間しゅうかん前まえの火曜日かようびと比較ひかくすると17人にん減へりました。

また

▽神奈川かながわ県内けんないでは181人にんの感染かんせんが確認かくにんされました。1日にちに発表はっぴょうされる感染かんせん者しゃの数かずは28日にちに続つづいて200人にんを下回したまわりましたが、1週間しゅうかん前まえの火曜日かようびより18人にん増ふえ、4日にち連続れんぞくで前まえの週しゅうの同おなじ曜日ようびを上回うわまわっています。

海水浴かいすいよく場じょう開設かいせつで看板かんばん設置せっち神奈川かながわ・藤沢ふじさわ

こうした中なか、例年れいねん150万まん人にん以上いじょうの海水浴かいすいよく客きゃくが訪おとずれる神奈川かながわ県けんの藤沢ふじさわ市しではことし2年ねんぶりに海水浴かいすいよく場じょうを開設かいせつします。これを前まえに29日にちは市しの職員しょくいんらが片瀬かたせ海岸かいがんなどに、市しや海水浴かいすいよく場じょう組合くみあいなどが独自どくじに定さだめたルールを記しるした看板かんばんを設置せっちしました。

看板かんばんには

▽海うみの家いえ以外いがいでの飲酒いんしゅをしないことや

▽大声おおごえにならないよう音楽おんがく機器ききの音量おんりょうは下さげること

それに

▽密集みっしゅうにつながる大型おおがたのテントは使用しようしないこと

などが書かかれています。

また、医療いりょう関係かんけい者しゃの負担ふたんを増ふやすことがないよう

▽水難すいなん事故じこの防止ぼうしや

▽熱中ねっちゅう症しょうを予防よぼうすることなども呼よびかけています。

藤沢ふじさわ市し観光かんこう課かの木村きむら嘉文よしふみ課長かちょうは「コロナ禍かで海水浴かいすいよく場じょうを開設かいせつしても感染かんせん者しゃを増ふやさないということが重要じゅうようです。両立りょうりつできるようにルールを守まもっていただきたい」と話はなしていました。

藤沢ふじさわ市内しないにある片瀬かたせ東浜ひがしはま海水浴かいすいよく場じょうと片瀬かたせ西浜にしはま・鵠沼くげぬま海水浴かいすいよく場じょうは来月らいげつ3日にちに、辻堂つじどう海水浴かいすいよく場じょうは来月らいげつ17日にちに開ひらかれる予定よていです。

田村たむら厚あつし労相ろうしょう“必要ひつようあれば東京とうきょうに再ふたたび宣言せんげんも”

田村たむら厚生こうせい労働ろうどう大臣だいじんは閣議かくぎのあとの記者きしゃ会見かいけんで、新規しんき感染かんせん者しゃ数すうが増加ぞうかしている東京とうきょうの感染かんせん状況じょうきょうについて「夜間やかんの滞在たいざい人口じんこうが伸のびていて、これが増ふえると感染かんせん者しゃが増ふえてくる。非常ひじょうに注意ちゅういしなければならない」と指摘してきし、必要ひつようがあれば再ふたたび緊急きんきゅう事態じたい宣言せんげんを東京とうきょうに出だすことも検討けんとうする考かんがえを重かさねて示しめしました。

一方いっぽうで「宣言せんげんを漫然まんぜんとお願おねがいしただけで本当ほんとうに夜間やかんの滞在たいざい人口じんこうが減へるのかも考かんがえなければならない。前回ぜんかいの宣言せんげんを解除かいじょしてまだ日ひがたっていないので、またすぐに出だすことが効果こうかとしてどうなのかよく分析ぶんせきしないといけない」とも述のべ、宣言せんげんを出だす場合ばあいには、夜間やかんの人出ひとでを減へらすなどの十分じゅうぶんな効果こうかが得えられるかも含ふくめ考かんがえる必要ひつようがあるという認識にんしきを示しめしました。