政治資金規正法の
改正に
向けた
参議院での
審議で、
日本維新の
会が「
政策活動費」の
支出に関する領収書を10
年後に
公開する
際は
黒塗りを
認めるべきではないと
主張したの
に対し、
自民党はプライバシー
などへの
配慮も
必要だとして
今後、
公開の
在り方を
各党と
検討する
考えを
示しました。
政治資金規正法の改正に向けて参議院の特別委員会では、12日も、自民党が公明党と日本維新の会の主張を踏まえて修正した法案の質疑が行われました。
この中で日本維新の会の東徹氏は「政策活動費」の支出に関する領収書を10年後に公開するとしていることについて「ブラックボックスを少しでも公開していくために考えた。領収書は黒塗りではなくフルオープンにするということでよいか」とただしました。
これに対し自民党の法案提出者の勝目康氏は「10年たてば公開により支障が生じるおそれは相当程度低くなると思うが、プライバシーや戦略的活動方針などが、ほかの政治勢力や諸外国に明らかになるおそれがある。10年たっても伏せなければならないことがあるならどのようなものか、各党・各会派で詰める必要がある」と述べました。
また勝目氏は「政策活動費」の透明性を確保する制度設計を固める時期について「日本維新の会とわが党との合意などを踏まえ、施行日の令和8年1月1日を目指して早期に結論を得るのが望ましい」と述べました。
委員会では14日、参考人に対する質疑が行われます。