日本新聞: 宇宙飛行士古川聡さん今回の宇宙飛行振り返り“やりきった”

宇宙うちゅう飛行ひこう士し古川ふるかわ聡さとしさん今回こんかいの宇宙うちゅう飛行ひこう振り返ふりかえり“やりきった”

Jun 17, 2024 18:06 0

Furigana

ことし3月つきまでおよそ半年はんとし間かんにわたって国際こくさい宇宙うちゅうステーションに滞在たいざいした宇宙うちゅう飛行ひこう士しの古川ふるかわ聡さとしさんが、日本にっぽんに帰国きこくしてから初はじめてとなる記者きしゃ会見かいけんを行おこない、「自分じぶんとしてはやりきったと思おもう」と今回こんかいの宇宙うちゅう飛行ひこうを振り返ふりかえりました。

宇宙うちゅう飛行ひこう士しの古川ふるかわ聡さとしさんは、去年きょねん8月つきから59歳さいにして12年ねんぶり2回かい目めとなる宇宙うちゅう飛行ひこうを行おこない、およそ半年はんとし間かんにわたる国際こくさい宇宙うちゅうステーションでの滞在たいざい中ちゅう、将来しょうらいの月つきや火星かせいの探査たんさを見据みすえた水みずの再生さいせい実験じっけんなど、さまざまな研究けんきゅうに取り組とりくみ、ことし3月つき、地球ちきゅうに帰還きかんしました。

古川ふるかわさんは今月こんげつ上旬じょうじゅんに日本にっぽんに帰国きこくし、17日にち、帰国きこく後ご初はじめてとなる記者きしゃ会見かいけんを行おこないました。

この中なかで古川ふるかわさんは「帰還きかん直後ちょくごは“重力じゅうりょく酔よい”をして首くびを下したに向むけると気持きもち悪わるくなり自分じぶんでは靴下くつしたがはけなかった。また前回ぜんかいとは違ちがい、首くびや背骨せぼねなどの柔軟じゅうなん性せいが落おちて硬かたくなってしまったが、リハビリのおかげで元もとに戻もどった」と帰還きかん後ごの体調たいちょうについて話はなしていました。

今後こんごの活動かつどうについてはまだ何なにも決きまっていないということですが、今回こんかいの宇宙うちゅう飛行ひこうでやり残のこしたことがないかと聞きかれると「自分じぶんとしてはやりきったと思おもう」と笑顔えがおで答こたえていました。

そして将来しょうらい、宇宙うちゅうを目指めざす子こどもたちへの思おもいを聞きかれ、「その世代せだいが月つきに定住ていじゅうし火星かせいへのミッションも行おこなうと思おもう。国際こくさい宇宙うちゅうステーションに長期ちょうき滞在たいざいした経験けいけんを子こどもたちに伝つたえて興味きょうみをもってもらうきっかけになればうれしい」と話はなしていました。