Actualités japonaises: 陸上日本選手権山縣、桐生ら決勝へケンブリッジは敗退

東京とうきょうオリンピックの代表だいひょう選考せんこうを兼かねた陸上りくじょうの日本にっぽん選手権せんしゅけんが、24日にち大阪おおさか市しで開幕かいまくしました。注目ちゅうもくの男子だんし100メートルは準決勝じゅんけっしょうが行おこなわれ、山縣やまがた亮太りょうた選手せんしゅなどオリンピック参加さんか標準ひょうじゅん記録きろくを突破とっぱしている5人にんの選手せんしゅが決勝けっしょうに進すすんだ一方いっぽうでケンブリッジ飛鳥あすか選手せんしゅが準決勝じゅんけっしょうで敗退はいたいしました。

陸上りくじょうの日本にっぽん選手権せんしゅけんではオリンピックの参加さんか標準ひょうじゅん記録きろくを突破とっぱした選手せんしゅが3位い以内いない入はいれば、その場ばで代表だいひょうに内定ないていします。

大会たいかい1日にち目めの24日にち、男子だんし100メートルは予選よせんと準決勝じゅんけっしょうが行おこなわれました。

予選よせんでは9秒びょう95の日本にっぽん記録きろくを持もつ山縣やまがた選手せんしゅをはじめ、サニブラウンアブデル・ハキーム選手せんしゅ、桐生きりゅう祥さち秀しゅう選手せんしゅ、小池こいけ祐ゆう貴き選手せんしゅ、多田ただ修平しゅうへい選手せんしゅそれにケンブリッジ飛鳥あすか選手せんしゅの国内こくないの「6強きょう」といわれるトップ選手せんしゅたちが順当じゅんとうに準決勝じゅんけっしょうに進すすみました。

その3時間じかん半はん後ごに行おこなわれた準決勝じゅんけっしょうでは全体ぜんたいトップの10秒びょう16のタイムをマークした山縣やまがた選手せんしゅをはじめ、多田ただ選手せんしゅ、桐生きりゅう選手せんしゅ、小池こいけ選手せんしゅが順当じゅんとうに着き順じゅんで決勝けっしょうに進すすみました。

サニブラウン選手せんしゅは「レース中ちゅうに右足みぎあしがつった」と1組くみの3位いに終おわり、着ちゃく順じゅんでの決勝けっしょう進出しんしゅつはなりませんでしたが、各組かくくみの3位い以下いかの選手せんしゅの中なかではトップの10秒びょう30のタイムで拾ひろわれ決勝けっしょうに進すすみました。

この5人にんはすでに参加さんか標準ひょうじゅん記録きろくを突破とっぱしていて、25日にちの決勝けっしょうで3位い以内いないに入はいれば代表だいひょうに内定ないていします。

一方いっぽうで10秒びょう03の自己じこベストを持もつケンブリッジ飛鳥あすか選手せんしゅは、3組くみに出場しゅつじょうし10秒びょう44の5着ちゃくに終おわり決勝けっしょう進出しんしゅつを逃のがしました。

決勝けっしょうは25日にち午後ごご8時半じはん

25日にちの決勝けっしょうは東京とうきょうオリンピックの代表だいひょうの「3」つの枠わくをめぐって、“一いち発はつ勝負しょうぶ”の代表だいひょう決定けっていレースとなります。

決勝けっしょうに臨のぞむ8人にんのうち山縣やまがた選手せんしゅ、桐生きりゅう選手せんしゅ、サニブラウン選手せんしゅ、小池こいけ選手せんしゅ、多田ただ選手せんしゅの5人にんはすでに10秒びょう05のオリンピック参加さんか標準ひょうじゅん記録きろくを突破とっぱしています。

この5人にんは決勝けっしょうで3位い以内いないに入はいれば代表だいひょうに内定ないていし、そのほかの選手せんしゅも決勝けっしょうで標準ひょうじゅん記録きろくを突破とっぱして3位い以内いないに入はいれば内定ないていします。

この注目ちゅうもくの決勝けっしょうのスタートリストが今夜こんや発表はっぴょうされ、中央ちゅうおうの4レーンに山縣やまがた選手せんしゅ、5レーンに桐生きりゅう選手せんしゅ、その両りょう脇わきの3レーンにサニブラウン選手せんしゅ、6レーンに多田ただ選手せんしゅ、そして8レーンに小池こいけ選手せんしゅが入はいりました。

ライバルと並ならんで走はしり3位い以内いないに入はいってオリンピック代表だいひょうの切符きっぷをつかむのはだれか、決勝けっしょうは25日にち午後ごご8時半じはんです。

【男子だんし100m決勝けっしょうスタートリスト】

2レーン:東田ひがしだ旺洋よう（準決勝じゅんけっしょうのタイム:10秒びょう35）

3レーン:サニブラウンアブデルハキーム（準決勝じゅんけっしょうのタイム:10秒びょう30）

4レーン:山縣やまがた亮太りょうた（準決勝じゅんけっしょうのタイム:10秒びょう16）

5レーン:桐生きりゅう祥さち秀しゅう（準決勝じゅんけっしょうのタイム:10秒びょう28）

6レーン:多田ただ修平しゅうへい（準決勝じゅんけっしょうのタイム:10秒びょう17）

7レーン:デーデーブルーノ（準決勝じゅんけっしょうのタイム:10秒びょう21）

8レーン:小池こいけ祐ゆう貴たか（準決勝じゅんけっしょうのタイム:10秒びょう30）

9レーン:柳田やなぎだ大輝だいき（準決勝じゅんけっしょうのタイム:10秒びょう22）

大会たいかい1日にち目めこのほかの決勝けっしょう種目しゅもくの結果けっか

▽男子だんし5000mは、遠藤えんどう日向ひなた選手せんしゅが13分ふん28秒びょう67で優勝ゆうしょうしました。

▽男子だんし円盤投えんばんなげ決勝けっしょうは、堤つつみ雄司ゆうじ選手せんしゅが59メートル29センチで優勝ゆうしょうしました。

▽女子じょし走り幅跳はしりはばとびは、秦はた澄きよし美鈴みすず選手せんしゅが6メートル40センチで優勝ゆうしょう。

▽女子じょし円盤投えんばんなげの決勝けっしょうは、52メートル89センチを投なげた齋藤さいとう真希まき選手せんしゅが優勝ゆうしょうしました。

しかし、いずれの種目しゅもくも東京とうきょうオリンピック出場しゅつじょうの条件じょうけんの一ひとつ、参加さんか標準ひょうじゅん記録きろくの突破とっぱはならず、大会たいかい1日にち目めは代表だいひょう内定ないていを決きめた選手せんしゅはいませんでした。

山縣やまがた「最後さいご1本ほんにまとめあげたい」

準決勝じゅんけっしょう全体ぜんたいでトップとなる10秒びょう16のタイムで決勝けっしょう進出しんしゅつを決きめた山縣やまがた亮太りょうた選手せんしゅは、「予選よせんから準決勝じゅんけっしょうに向むけてはスタートを少すこし変かえていこうと思おもっていて、だいたいそういうレースにできてよかった」とレースを振り返ふりかえりました。

また、25日にちの決勝けっしょうに向むけては「きょう持もったいいイメージと課題かだいを最後さいご1本ほんにまとめあげたい」と話はなしていました。

サニブラウン「右足みぎあしがつった」

サニブラウンアブデル・ハキーム選手せんしゅは準決勝じゅんけっしょう1組くみで3着ちゃくでしたがタイムで上位じょうい2人にんに入はいったため、なんとか決勝けっしょうに進すすみました。

決勝けっしょう進出しんしゅつが決きまらない段階だんかいで取材しゅざいに応おうじたサニブラウン選手せんしゅは「右足みぎあしがつってしまった。レース前まえは大丈夫だいじょうぶだったがスターティングブロックを出でて立ち上たちあがる20メートルから30メートルくらいのところでつった。なかなか練習れんしゅうでもつることはないですね」と話はなしました。

また、決勝けっしょう進出しんしゅつが微妙びみょうな状況じょうきょうについては「自分じぶんはもう何なにもできない。決勝けっしょうに行いったらいいなという感かんじ」と話はなしていました。

その後そのごの2組くみの結果けっかで決勝けっしょう進出しんしゅつが決きまったあと再ふたたび、取材しゅざいに応おうじたサニブラウン選手せんしゅは「明日あしたはしっかりと体調たいちょうを整ととのえて、夜よるになると冷ひえてくると思おもうので、しっかりケアして全力ぜんりょくで臨のぞみたい」と気持きもちを切り替きりかえていました。

多田ただ「集中しゅうちゅうして臨のぞむ」

多田ただ修平しゅうへい選手せんしゅは「予選よせんはスタート練習れんしゅうで太ふとももの筋肉きんにくがつりかけるアクシデントがありいい走はしりができませんでしたが、準決勝じゅんけっしょうでは自分じぶんのレースプラン通どおりのいい走はしりができました」と話はなしました。

決勝けっしょうに向むけては「準決勝じゅんけっしょうで速はやくても必かならず勝かてるわけではないので、集中しゅうちゅうして臨のぞみたいです」と意気込いきごんでいました。

桐生きりゅう「タイムあげていきたい」

桐生きりゅう選手せんしゅは右みぎのかかとからふくらはぎにかけてテーピングをしてレースに出場しゅつじょうしました。予選よせんでは10秒びょう12と好こうタイムをマークしましたが、フィニッシュのあと右足みぎあしをきにするそぶりを見みせ、準決勝じゅんけっしょうでは組くみのトップで決勝けっしょうに進すすんだもののタイムは10秒びょう28にとどまりました。

準決勝じゅんけっしょうのあと取材しゅざいに応おうじた桐生きりゅう選手せんしゅは右足みぎあしのアキレス腱あきれすけんの痛いたみが続つづいていることを明あきらかにし、「何なにをしても常つねに痛いたい、歩あるくのも痛いたい」と話はなしました。そのうえで「あしたは決勝けっしょうだけなので、気きが楽らくというわけではないがしっかりと走はしりきりたい」と話はなし、東京とうきょうオリンピックの代表だいひょうがかかる決勝けっしょうに向むけ意気込いきごみを示しめしました。

小池こいけ「優勝ゆうしょう目指めざして準備じゅんび」

10秒びょう30のタイムで決勝けっしょう進出しんしゅつを決きめた小池こいけ祐ゆう貴き選手せんしゅは「今こんシーズンの中なかではいいレースができた。予選よせんではスタートの音おとが鳴なると焦あせって練習れんしゅうどおり走はしれなかったので、直前ちょくぜんまで目めをつぶって集中しゅうちゅうして走はしれるようにした」と振り返ふりかえっていました。

そのうえで、決勝けっしょうに向むけては「後半こうはん勝負しょうぶのレースができれば準決勝じゅんけっしょうよりいいレースができると思おもう。3位い以内いないに入はいって代表だいひょうになれたらいいと考かんがえるのではなく、優勝ゆうしょうを目指めざして準備じゅんびしたい」と意気込いきごんでいました。

ケンブリッジ「敗因はいいん、全部ぜんぶですね」

決勝けっしょう進出しんしゅつを逃のがしたケンブリッジ飛鳥あすか選手せんしゅは「いいところなく終おわってしまいました。悔くやしいです」とレースを振り返ふりかえり、敗因はいいんについては「全部ぜんぶですね」とことば数少かずすくなく答こたえていました。

今後こんごについては「まずはゆっくり休やすんで万全ばんぜんな状態じょうたいにしてまた頑張がんばれるようにしたい。去年きょねんみたいに常つねにいい状態じょうたいでいられる強つよい選手せんしゅになりたい」と話はなしていました。

女子じょし100m 福島ふくしま千里せんりは予選よせん敗退はいたい

女子じょし100メートル予選よせんで、この種目しゅもくの日本にっぽん記録きろく保持ほじ者しゃの福島ふくしま千里せんり選手せんしゅが12秒びょう01のタイムで4組くみの5着ちゃくに終おわり、予選よせんで敗退はいたいしました。この結果けっか、福島ふくしま選手せんしゅは4大会たいかい連続れんぞくとなるオリンピック出場しゅつじょうはなくなりました。

福島ふくしま選手せんしゅはレースのあと「いいコンディションで大会たいかいに臨のぞむことはできませんでした。ここへ来くるまでサポートしてくれた方々かたがたに、申し訳もうしわけない気持きもちでいっぱいです」と話はなしました。