Actualités japonaises: 米高官 “大統領は被爆者から直接話を聞けたことに感謝”

米べい高官こうかん “大統領だいとうりょうは被爆ひばく者しゃから直接ちょくせつ話はなしを聞きけたことに感謝かんしゃ”

May 19, 2023 19:05

Furigana

アメリカ・ホワイトハウスの高官こうかんが19日にち、広島ひろしまでNHKのインタビューに応おうじ、バイデン大統領だいとうりょうが原爆げんばく資料しりょう館かんを訪問ほうもんし、被爆ひばく者しゃから直接ちょくせつ、話はなしを聞きけたことに感謝かんしゃしていたと明あきらかにしたうえで、「大統領だいとうりょうは、今いまでも核かく戦争せんそうは決けっして起おこしてはならないと信しんじている」と強調きょうちょうしました。

一方いっぽうで、ロシアが核かくによる威嚇いかくを続つづけている以上いじょう、核かくによる抑止よくし力りょくが重要じゅうようだという考かんがえを示しめしました。

アメリカのバイデン大統領だいとうりょうに同行どうこうしている、ホワイトハウス・国家こっか安全あんぜん保障ほしょう会議かいぎのカービー戦略せんりゃく広報こうほう調整ちょうせい官かんは19日にち午後ごご、G7サミットが開ひらかれている広島ひろしまで、NHKのインタビューに応おうじました。

この中なかでカービー氏しは、バイデン大統領だいとうりょうが19日にち、原爆げんばく資料しりょう館かんを訪問ほうもんしたことについて、「バイデン大統領だいとうりょう夫妻ふさいが1945年ねんに投下とうかされた原爆げんばくによって失うしなわれた命いのちに敬意けいいを表あらわすことが重要じゅうようだった」と述のべました。

そのうえで、「バイデン大統領だいとうりょうは、原爆げんばく慰霊いれい碑ひに花はなを手向たむけ、原爆げんばく資料しりょう館かんでほかのG7の首脳しゅのうたちとともに被爆ひばく者しゃから直接ちょくせつ、話はなしを聞きけたことに感謝かんしゃしていた」と明あきらかにしました。

そして、「バイデン大統領だいとうりょうは、今いまでも核かく戦争せんそうは決けっして起おこしてはならないと信しんじている」と強調きょうちょうしました。

一方いっぽうでカービー氏しは、「ロシアが核かくによる脅おどしを続つづけている以上いじょう、各国かっこくの指導しどう者しゃたちは今いまこそ、核かく抑止よくしについて率直そっちょくで意味いみのある議論ぎろんをしなければならない」と述のべ、核かくによる抑止よくし力りょくが重要じゅうようだという考かんがえを示しめしました。

また、カービー氏しは、アメリカと中国ちゅうごくの軍ぐんどうしが連絡れんらくを取り合とりあうために結むすんでいる「ホットライン」について、去年きょねん8月つき、当時とうじのペロシ下院かいん議長ぎちょうが台湾たいわんを訪問ほうもんしたあと、中国ちゅうごく側がわが応答おうとうしなくなり、「今いまもまったく機能きのうしていない」と述のべ、危機きき感かんを示しめしました。

そのうえで、「軍ぐんどうしのホットラインは、安全あんぜんを提供ていきょうする装置そうちであり、われわれは開通かいつうを望のぞんでいる。緊張きんちょうが高たかまっているとき、読よみ違ちがいの危険きけん性せいが高たかまるからだ」と述のべ、互たがいに意図いとせずして起おきた衝突しょうとつが紛争ふんそうに発展はってんしないよう、引き続ひきつづき、中国ちゅうごく側がわに対にたいし、連絡れんらくに応おうじるよう呼よびかけました。

一方いっぽう、ウクライナのゼレンスキー大統領だいとうりょうが、G7サミットに参加さんかするため広島ひろしまを訪おとずれると報ほうじられていることについて、カービー氏しは確認かくにんできる立場たちばにないとしながらも、「重要じゅうようなのは、ゼレンスキー氏しからG7の首脳しゅのうたちが直接ちょくせつ、戦場せんじょうで何なにが起おきているかを聞きき、国土こくどを継続けいぞくして守まもっていくために、何なにが必要ひつようなのかを聞きくことだ」と述のべました。

そのうえで、ウクライナの反転はんてん攻勢こうせいに関連かんれんしてカービー氏しは、「ウクライナでの戦争せんそうは今いま、転換てんかん点てんにある。今後こんご、数すう週間しゅうかんから数すうか月かげつ間かんが極きわめて重要じゅうようだ」と指摘してきし、「われわれが今いま、求もとめられているのは、支援しえんの継続けいぞくであり、ゼレンスキー大統領だいとうりょうが成功裏せいこうりに作戦さくせんを進すすめられるよう、必要ひつような兵器へいきや訓練くんれんを提供ていきょうすることだ」と強調きょうちょうしました。