そして、4連覇がかかる2日の決勝に向けては、「変に考えすぎずに、きょうのいいイメージを信じて臨みたい。世界を意識して、世界に通用する走りがしたい」と話していました。
「カメラ女子席」と名付けられたこの席は、一眼レフカメラなど本格的なカメラを趣味とする女性を対象に1日15席で、今大会初めて設けられました。 座席は、トラックのフィニッシュ地点が正面に見える観客席の一角にあり、報道陣とほぼ同じ場所から撮影することができます。 撮影した写真は、事前に申請したSNSのアカウントに限って投稿することができるほか、日本陸上競技連盟のホームページなどでも紹介されるということで、訪れた女性たちは“推し”の選手たちの姿に、思い思いにシャッターを切っていました。 山口県から訪れた22歳の女性は、「フィニッシュの瞬間を正面から撮れるのがうれしい。応援している選手の頑張っているかっこいい姿を撮りたい」と話していました。 また広島県から訪れた19歳の女性は、「トップ選手は速いので、撮影が大変ですが、フィニッシュの瞬間を逃さないように撮りたい」と話していました。
延期されるのは2日に予定されていた、女子の棒高跳び決勝と三段跳び決勝で、この2種目については大会3日目の今月3日にそれぞれ延期して決勝を行うとしています。
後藤「決勝は田中選手に絡める走りをしたい」
新たなファン獲得へ「カメラ女子席」を新設
2日の競技 大雨予想のため一部延期
ことし8月にハンガリーで開かれる世界選手権の代表選考を兼ねた陸上の日本選手権は6月1日、大阪市のヤンマースタジアム長居で開幕し、4日間34種目で日本一を競います。
1日は大会最初の種目として女子1500メートルの予選が行われ、1組目には、おととしの東京オリンピックで日本選手として初めて8位入賞を果たした田中選手が出場しました。
この種目で大会4連覇を目指す田中選手はスタートから飛び出すと、1度も先頭を譲らない貫禄の走りを見せて1着でフィニッシュし、4分15秒19の全体トップのタイムで決勝に進みました。
また2組目には、田中選手と高校時代からの同級生で、去年のこの大会で2位だった後藤夢選手が出場し、終盤に順位を落としたものの、4分17秒35のタイムで4着でフィニッシュし、決勝進出を果たしました。
女子1500メートルの決勝は2日に行われ、NHKは総合テレビで生中継します。