2011年の津波で、福島県にある東京電力の原子力発電所で事故がありました。東京電力は、原子炉を壊すお金やほかの町に避難した人に払うお金など、たくさんのお金を払うことになりました。
東京電力の株を持っている人たちは「元会長や元社長たちは東京電力に22兆円払って、責任を取ってほしい」と言って、裁判所に訴えていました。13日、東京地方裁判所は「元会長たち4人は全部で約13兆円を東京電力に払いなさい」と言いました。
事故の前、国などは「大きな地震があったら高さ15m以上の津波が来る可能性がある」という研究の結果を出していました。裁判所は「これは科学的に信じることができる結果でした。元会長たちは事故がないように対策をする責任があったのに、しませんでした」と言いました。
日本の裁判所が13兆円を払うように言ったのは初めてのようです。