Actualités japonaises: 16日にかけて西～北日本の広範囲で大雨の見込み早めの備えを

16日にちにかけて西にし～北きた日本にっぽんの広ひろ範囲はんいで大雨おおあめの見込みこみ早はやめの備そなえを

Jul 14, 2022 20:07 2

Furigana

低てい気圧きあつの影響えいきょうで、西日本にしにほんと東日本ひがしにっぽんで大気たいきの状態じょうたいが不安定ふあんていになり、局地きょくち的てきに激はげしい雨あめが降ふっています。

各地かくちで非常ひじょうに激はげしい雨あめが降ふるおそれがあるほか、西日本にしにほんから北きた日本にっぽんの広ひろい範囲はんいで16日にちにかけて雨あめが降り続ふりつづいて大雨おおあめとなる見込みこみで、土砂どしゃ災害さいがいや川かわの増水ぞうすいなどに警戒けいかいが必要ひつようです。

いざという時ときの避難ひなん場所ばしょを確認かくにんするなど、早はやめの備そなえを進すすめてください。

気象庁きしょうちょうによりますと、日本にっぽん海うみを東ひがしへ進すすむ低てい気圧きあつに向むかって暖あたたかく湿しめった空気くうきが流れ込ながれこみ西日本にしにほんと東日本ひがしにっぽんの広ひろい範囲はんいで大気たいきの状態じょうたいが不安定ふあんていになっていて中国ちゅうごく地方ちほうなどで雨雲あまぐもが発達はったつしています。

午後ごご8時じまでの1時間じかんには

▽山口やまぐち県けんの周防すほう大島おおしま町まち安やす下庄しものしょうで42ミリ、

▽大分おおいた県けんの国東くにさき市し国見くにみで32ミリの

激はげしい雨あめを観測かんそくしました。

低てい気圧きあつは、16日にちにかけて日本にっぽん海うみに停滞ていたいするほか、九州きゅうしゅうから東日本ひがしにっぽんには前線ぜんせんもかかる見込みこみで、16日にちにかけて西日本にしにほんから北きた日本にっぽんの広ひろい範囲はんいで、大気たいきの不安定ふあんていな状態じょうたいが続つづく見込みこみです。

西日本にしにほんと東日本ひがしにっぽんでは、雷かみなりを伴ともなって1時間じかんに50ミリ以上いじょうの非常ひじょうに激はげしい雨あめが、北きた日本にっぽんでも1時間じかんに30ミリ以上いじょうの激はげしい雨あめが降ふるおそれがあります。

15日にちの夕方ゆうがたまでの24時間じかんに降ふる雨あめの量りょうは、

いずれも多おおいところで

▽九州きゅうしゅう南部なんぶで120ミリ、

▽九州きゅうしゅう北部ほくぶと中国ちゅうごく地方ちほう、東海とうかい、関東かんとう甲信こうしん、東北とうほくで100ミリ、

▽近畿きんきと北陸ほくりくで80ミリと予想よそうされています。

さらに、16日にちの夕方ゆうがたまでの24時間じかんに降ふる雨あめの量りょうは、

▽九州きゅうしゅう南部なんぶと北部ほくぶで200ミリから300ミリ、

▽東海とうかいと東北とうほく、北海道ほっかいどうで100ミリから150ミリ、

▽中国ちゅうごく地方ちほうと近畿きんき、北陸ほくりく、関東かんとう甲信こうしんで50ミリから100ミリと予想よそうされています。

西日本にしにほんや東日本ひがしにっぽん、それに東北とうほくの各地かくちではこの数すう日にち、局地きょくち的てきに猛烈もうれつな雨あめが降ふったり、雨あめが降り続ふりつづいたりして、すでに地盤じばんが緩ゆるんでいる地域ちいきがあり、そうした中なかで雨あめが降り続ふりつづき、大雨おおあめとなるおそれがあります。

気象庁きしょうちょうは、土砂どしゃ災害さいがいや低ひくい土地とちの浸水しんすい、それに川かわの増水ぞうすいに警戒けいかいするよう呼よびかけています。

西日本にしにほんと東日本ひがしにっぽんでは落雷らくらいや竜巻たつまきなどの激はげしい突風とっぷうにも注意ちゅういしてください。

事態じたいが悪化あっかする前まえに、ハザードマップで家いえの周囲しゅういの災害さいがいリスクや、いざという時ときの避難ひなん場所ばしょを確認かくにんするなど、早はやめの備そなえを進すすめてください。

政府せいふは「警戒けいかい会議かいぎ」を開催かいさい

政府せいふは16日にちにかけて予想よそうされる大雨おおあめに備そなえるため関係かんけい省庁しょうちょうによる警戒けいかい会議かいぎを開ひらき、新型しんがたコロナウイルスの感染かんせんが再さい拡大かくだいするなか避難ひなん所しょの感染かんせん症しょう対策たいさくを徹底てっていするなど、住民じゅうみんが避難ひなんをためらわないような環境かんきょう作づくりを改あらためて進すすめていく方針ほうしんを確認かくにんしました。

内閣ないかく府ふで開ひらかれた会合かいごうでは、気象庁きしょうちょうの担当たんとう者しゃが動うごきの遅おそい低てい気圧きあつや前線ぜんせんの影響えいきょうで16日にちにかけて大気たいきの状態じょうたいが不安定ふあんていになり、西日本にしにほんから東北とうほくで大雨おおあめとなるおそれがあることを説明せつめいしました。

続つづいて、警察庁けいさつちょうや消防庁しょうぼうちょう、防衛ぼうえい省しょうなどが災害さいがいが発生はっせいした場合ばあいには速すみやかに救助きゅうじょ活動かつどうに向むかえるよう態勢たいせいをとっていることなどを報告ほうこくしました。

会議かいぎの中なかで二之にの湯ゆ防災ぼうさい担当たんとう大臣だいじんは「新型しんがたコロナウイルスの感染かんせんが再ふたたび拡大かくだいしているが、感染かんせん症しょう対策たいさくなど、避難ひなん所しょの生活せいかつ衛生えいせい環境かんきょうの確保かくほをお願おねがいしたい。地方ちほう自治体じちたいの長ちょうは地元じもとの気象台きしょうだいと緊密きんみつに連携れんけいし、人命じんめいを最さい優先ゆうせんに考かんがえ、空振からぶりを恐おそれずに避難ひなん指示しじなどを出だしてほしい」と住民じゅうみんが避難ひなんをためらわないような環境かんきょう作づくりを改あらためて進すすめていくよう指示しじしました。