日本新聞: 宮城県都道府県独自の「BA.5対策強化宣言」出すこと決める

宮城みやぎ県けん都道とどう府県ふけん独自どくじの「BA.5対策たいさく強化きょうか宣言せんげん」出だすこと決きめる

Jul 30, 2022 17:07

Furigana

新型しんがたコロナの感染かんせん急きゅう拡大かくだいを受うけ、29日にちに国くにが導入どうにゅうした新あたらしい仕組しくみ「BA.5対策たいさく強化きょうか宣言せんげん」を宮城みやぎ県けんが近ちかく、県民けんみんに対にたいして出だすことを決きめました。

宮城みやぎ県内けんないでは29日にち午前ごぜん10時じの時点じてんで、県けんが確保かくほした病床びょうしょうに対にたいして新型しんがたコロナに感染かんせんして入院にゅういんしている人ひとの使用しよう率りつは46.3％となり、第だい6波はのピーク時じを上回うわまわる水準すいじゅんに達たっしています。

これを受うけて県けんは、30日にちの対策たいさく本部ほんぶ会議かいぎで、国くにが29日にちに導入どうにゅうした新あたらしい仕組しくみ「BA.5対策たいさく強化きょうか宣言せんげん」を近ちかく県民けんみんに対にたいして出だし、感染かんせん対策たいさくを強つよく呼よびかけることを決きめました。

具体ぐたい的てきには、国くにの協力きょうりょくを得えながら、早期そうきのワクチン接種せっしゅやテレワークの推進すいしん、高齢こうれい者しゃや基礎きそ疾患しっかんのある人ひとの混雑こんざつした場所ばしょへの外出がいしゅつ自粛じしゅくの呼よびかけの強化きょうかなどを検討けんとうしています。

また会議かいぎでは来月らいげつの早はやい段階だんかいで、国くにから届とどくおよそ32万まん回分かいぶんの抗原こうげん検査けんさキットを医療いりょう機関きかんや市町村しちょうそんなどに配付はいふすることや、行動こうどう制限せいげんなどの指標しひょうにしてきた医療いりょうのひっ迫ひっぱく度合どあいを示しめす5段階だんかいのレベルによる判断はんだんを今後こんごは行おこなわず、死亡しぼう者しゃ数すうや重症じゅうしょう者しゃ数すう、それに、病床びょうしょう使用しよう率りつを見極みきわめながら対応たいおうを決きめることを確認かくにんしました。

会議かいぎのあと村井むらい知事ちじは記者きしゃ団だんに対にたいし、「県けんの医療いりょう態勢たいせいは極きわめて深刻しんこくな状況じょうきょうだ。これ以上いじょう負担ふたんがかかれば、結果けっかとして県民けんみんの命いのちが守まもれなくなるという危機きき感かんから宣言せんげんを出だすことを決きめた」と述のべました。