ウクライナ
国防省の
情報総局は、
東部ドネツク
州でウクライナ
側の
捕虜が
収容されていた
施設が
攻撃を
受けたことについて、ロシアの
民間軍事会社ワグネルの
武装警備員によるものだったという
見方を
示し、
非難しています。
ウクライナ国防省の情報総局によりますと、攻撃されたのは捕虜の収容施設のなかでも、ウクライナ東部の要衝マリウポリのアゾフスターリ製鉄所から連れてこられた捕虜を収容するため新たに作られた施設だったということです。
情報総局は、攻撃は、ワグネルの代表を務め、ロシアのプーチン大統領とも近い関係にあるとされるプリゴジン氏の個人的な指示を受けてワグネルの武装警備員が行ったもので、ロシア国防省と調整せずに実行した可能性があるとしています。
そして、情報総局は、攻撃を行った理由として、ウクライナ国民の多くが英雄とたたえるアゾフスターリ製鉄所で戦った兵士たちを殺害することで、社会に対して不安や緊張をもたらすためだと指摘したうえで、「テロ行為だ」と強く非難しています。