埼玉県の
自民党県議団が
提出した
子どもの
放置をめぐる
虐待禁止条例の
一部改正案は、
批判が
相次いだこと
などから、13
日開かれた
埼玉県議会で
撤回の
手続きがとられ、
承認されました。
虐待禁止条例の一部改正案は、小学3年生以下の子どもを自宅に残したまま保護者が外出するのを禁止することなどが盛り込まれ、埼玉県議会の最大会派自民党県議団が今月4日に県議会に提出しました。
13日の議会運営委員会で自民党県議団の中屋敷慎一幹事長は「県民などから数多くのご意見をいただいた。条例が運用されるにあたっては、その趣旨が十分に理解され、社会に広く受け入れられることが必要だ」として改正案を撤回する理由を説明しました。
これに対し、ほかの会派の議員からは、撤回には同意するものの「拙速な条例審議のあり方を反省すべきだ」という声が上がりました。
このあと開かれた県議会の本会議では傍聴席から「県民の声を聴け」といった批判の声が上がるなか、議長が自民党県議団から改正案を撤回する請求があったことを説明し、撤回が承認されました。