アフリカ・コンゴ
民主共和国でのレアメタルの
採掘事業への
出資を
持ちかけ
元本を
保証するとうたって
およそ4
億5000
万円を
違法に
集めたとして、
投資コンサルティング
会社の
社長ら4
人が
出資法違反の
疑いで
逮捕されました。
逮捕されたのは▽東京 新宿区の投資コンサルティング会社「SQUAREDESIGN」の社長、船越洋平容疑者(34)と▽神戸市の金属販売会社「アドヴァンス工業」の社長樽本貴司容疑者(47)、それに▽「アドヴァンス工業」の副社長萩原啓三容疑者(52)ら4人です。
警視庁によりますと、おととし4月から6月にかけて、コンゴ民主共和国での鉱山の採掘事業への出資を持ちかけ元本を保証するとうたって、都内の投資家など6人からあわせて4億5500万円を集めたとして、出資法違反の疑いが持たれています。
4人は、コンゴ民主共和国でレアメタルのコバルトや、銅の採掘事業を手がけるアドヴァンス工業の子会社が、海外企業に高値で買収される計画があるとうたって、会社の売却に必要な鉱山のボーリング調査の費用として出資を募っていたということです。
この際、アドヴァンス工業の株を出資者に1株当たり500万円で売却し、▽買収が成功すれば株価が倍になり、▽買収が失敗しても同額を払い戻すと説明していましたが、実際には買収や払い戻しはなかったということです。
調べに対し、いずれも容疑を認めているということです。
警視庁は、2人の社長らが、これまでに100人近くからおよそ27億円を違法に集めていたとみて実態の解明を進めることにしています。