ネット
上で
発信力の
あるインフルエンサーのSNSにうそのキャンペーンの
広告を
掲載させ、
それを
見た
人に
消費者金融のアカウントを
作らせて
乗っ取り、
勝手に
金を
引き出したとして、
福岡市の20
代の
容疑者が
京都府警察本部に
逮捕されたことが
捜査関係者への
取材でわかりました。こうした
新たな
手口は、
各地で
被害の
相談が
相次いでいて
警察などが
注意を
呼びかけています。
捜査関係者によりますと、逮捕されたのは、福岡市に住む20代の無職の容疑者です。
容疑者はことし5月、20代の女性の消費者金融のアカウントを使って勝手に金を借り、福岡市内のコンビニエンスストアのATMで現金20万円を引き出したとして不正アクセス禁止法違反と窃盗の疑いが持たれています。
捜査関係者によりますと、容疑者はまず、SNSのインスタグラムのインフルエンサーに報酬を約束して「5万円がもらえるキャンペーンがある」とするうその広告の投稿を依頼しました。
投稿を見たフォロワーの女性が広告に書かれたURLにアクセスすると、容疑者とLINEでやりとりが始まり、キャンペーンの応募の条件として消費者金融のアカウントを作るよう誘導されたということです。
アカウントを作る際、IDやパスワードは容疑者が指定していて、女性が登録したあと、容疑者がこうした情報を使ってアカウントを乗っ取り、勝手に金を引き出していたということです。
女性は、5万円を受け取ることはなく、消費者金融から身に覚えのない借り入れの通知が届いたことで、被害に気付いたということです。
インフルエンサーの発信力を悪用したとみられる新たな手口はことし各地で相談が相次いでいて、警察などが注意を呼びかけています。