参院さんいん本ほん会議かいぎ 代表だいひょう質問しつもん 経済けいざい対策たいさくや閣僚かくりょう資質ししつなどめぐり論戦ろんせん

立たつ民みん 田名部たなべ参院さんいん幹事かんじ長ちょう「インボイス制度せいど」について

▽立憲りっけん民主みんしゅ党とうの田名部たなべ参議院さんぎいん幹事かんじ長ちょうは、消費しょうひ税ぜいの納税のうぜい額がくを正確せいかくに把握はあくするための「インボイス制度せいど」について「私わたしたちは導入どうにゅうに反対はんたいし、複数ふくすう税率ぜいりつを改あらため、給付きゅうふ付つき税額ぜいがく控除こうじょを導入どうにゅうする法案ほうあんを提出ていしゅつしている。インボイスを廃止はいしし、負担ふたんや再さい分配ぶんぱいのあり方ありかたを根本こんぽん的てきに議論ぎろんするつもりはないか」とただしました。

これに対にたいし、岸田きしだ総理そうり大臣だいじんは「給付きゅうふ付つき税額ぜいがく控除こうじょは消費しょうひ税ぜいそのものの負担ふたんが直接ちょくせつ、軽減けいげんされるものではなく、消費しょうひ者しゃにとって痛つう税ぜい感かんの緩和かんわの実感じっかんにはつながらない。インボイス制度せいどは複数ふくすう税率ぜいりつのもとで課税かぜいの適正てきせい性せいを確保かくほするため必要ひつような制度せいどで、廃止はいしすることは考かんがえていない」と述のべました。

立たつ民みん 田名部たなべ参院さんいん幹事かんじ長ちょう 防衛ぼうえい相しょうの“自衛隊じえいたいに報むくいる”発言はつげんについて

また田名部たなべ氏しは、木原きはら防衛ぼうえい大臣だいじんが選挙せんきょの応援おうえん演説えんぜつで、自民党じみんとう候補こうほへの支持しじが自衛隊じえいたいに報むくいることになるという趣旨しゅしの発言はつげんをしたことについて「自衛隊じえいたいの政治せいじ利用りようと受け止うけとめられる発言はつげんをしただけでなく、『一いち議員ぎいんとしての党とう活動かつどう』と開き直ひらきなおり、反省はんせいもなく大臣だいじんとしての自覚じかくが足たりない。大臣だいじんとしての資質ししつが問とわれるのではないか」と追及ついきゅうしました。

これに対にたいし、岸田きしだ総理そうり大臣だいじんは「発言はつげんについては、木原きはら大臣だいじん本人ほんにんが自衛じえい官かんとその家族かぞくへの敬意けいいと感謝かんしゃを述のべたもので、自衛隊じえいたいを政治せいじ的てきに利用りようするような意図いとはないと説明せつめいし撤回てっかいした。自衛隊じえいたいが政治せいじ的てきに中立ちゅうりつの組織そしきだと本人ほんにんも十分じゅうぶんに認識にんしきしており、引き続ひきつづき職務しょくむに当あたってもらいたい」と述のべました。

自民じみん 世よ耕こう参議院さんぎいん幹事かんじ長ちょう 岸田きしだ首相しゅしょうの政権せいけん運営うんえいについて

▽自民党じみんとうの世よ耕こう参議院さんぎいん幹事かんじ長ちょうは、岸田きしだ総理そうり大臣だいじんの政権せいけん運営うんえいをめぐって「支持しじ率りつが向上こうじょうしない最大さいだいの原因げんいんは、国民こくみんが期待きたいするリーダーとしての姿すがたが示しめせていないということに尽つきるのではないか。物価ぶっか高だかに対応たいおうして総理そうりが何なにをやろうとしているのか全まったく伝つたわらなかった」とただしました。

これに対にたいし、岸田きしだ総理そうり大臣だいじんは「変化へんかの流ながれをくみ取くみとり『あすはきょうより良よくなる』と信しんじられる時代じだいを実現じつげんすることを明確めいかくに誓ちかい、有ゆう言げん実行じっこうを貫つらぬいていく。デフレ脱却だっきゃくを確実かくじつなものにする一時いちじ的てきな措置そちとして、国民こくみんの可か処分しょぶん所得しょとくを直接ちょくせつ的てきに下支したざさえし、物価ぶっか高だかによる国民こくみんの負担ふたんを緩和かんわするという私わたしの考え方かんがえかたをしっかり伝つたえていく」と強調きょうちょうしました。

自民じみん 世よ耕こう参議院さんぎいん幹事かんじ長ちょう 物価ぶっか高だか受うけた新あらたな経済けいざい対策たいさくについて

また世よ耕こう氏しは、物価ぶっか高だかを受うけた新あらたな経済けいざい対策たいさくについて「裏付うらづけとなる補正ほせい予算よさんの規模きぼは日本にっぽん経済けいざいを下支したざさえする観点かんてんからも極きわめて重要じゅうようだ。日本にっぽんの真しんの経済けいざい力りょくをつけるための設備せつび投資とうし促進そくしんなどに必要ひつような対策たいさくの規模きぼを吟味ぎんみし、十じゅう二に分ふんな規模きぼの対策たいさくとすることが不可欠ふかけつだ」と求もとめました。

これに対にたいし、岸田きしだ総理そうり大臣だいじんは「デフレ脱却だっきゃくのための供給きょうきゅう力りょく強化きょうかと、デフレに後戻あともどりしないための一時いちじ的てきな措置そちとしての国民こくみんへの還元かんげんを車くるまの両輪りょうりんとして取とりまとめていく。規模きぼはこうした政策せいさくの積み上つみあげの結果けっかであり、わが国わがくにの経済けいざいがデフレから脱却だっきゃくし、新あたらしい経済けいざいステージに確実かくじつに移行いこうするため、効果こうか的てきな政策せいさくをしっかり積み上つみあげ、規模きぼを決定けっていしていく」と述のべました。

このほか岸田きしだ総理そうり大臣だいじんは、一般いっぱんのドライバーが自家用車じかようしゃを使つかって有料ゆうりょうで人ひとを運はこぶ「ライドシェア」の導入どうにゅうをめぐり「わが国わがくにで生しょうじている地域ちいき交通こうつうの担い手にないて不足ふそくや移動いどうの足あしの不足ふそくといった深刻しんこくな社会しゃかい問題もんだいに対応たいおうしつつ、『ライドシェア』の課題かだいについて取り組とりくみ、方向ほうこう性せいを出だしていく」と述のべました。