90回の
記念大会となったセンバツ
高校野球は
決勝が
行われ、
去年の
優勝校、
大阪桐蔭高校が
智弁和歌山高校に
5対2で
勝って、
史上3校目と
なる大会連覇を
果たしました。
大阪桐蔭は
4回に
2点を
先制されましたが、
その裏にすぐに
同点に
追いつき、
7回に
1番、
宮崎仁斗選手の
タイムリーヒットで
勝ち越しました。
8回には4番・藤原恭大選手と5番・根尾昂手の連続タイムリーヒットでリードを広げました。
投げては先発の根尾投手が9回2失点に抑えて完投しました。
センバツの2連覇は史上3校目で36年ぶりのことです。
智弁和歌山は2点を先制しましたが、その後は持ち味の打線がつながらず、24年ぶり2回目の優勝はなりませんでした。
大阪桐蔭 西谷監督「夏へ さらに鍛える」
大阪桐蔭高校の西谷浩一監督は「去年夏の甲子園で敗れ、その翌日から日本一を目指して頑張ってきたのでうれしい。試合はなかなか思うように行かず、もどかしい展開になったが、終盤に強いチームを作ってきたので、7回以降に得点することができたと思う」と話しました。
そのうえで「チームはこの大会で成長したので、夏までにさらに鍛え、力をつけて甲子園に戻ってきたいです」と夏の甲子園に向けて意気込みを話しました。
大阪桐蔭 根尾投手「最後まで粘れた」
大阪桐蔭高校の先発・根尾昂投手は9回を2失点で投げ抜き、大会連覇に貢献しました。試合後の優勝インタビューで「リリーフにエースの柿木蓮投手が控えていてくれたからこそ最初から飛ばして投げることができた。2点を先制されたがそのウラの攻撃ですぐに追いついてくれたおかげで最後まで粘って投げることができた」と話していました。
大阪桐蔭 中川主将「苦しい展開の中 勝ち取った」
大阪桐蔭高校のキャプテン・中川卓也選手は「連覇するという強い気持ちで41人でやってきたので非常にうれしい。苦しい展開のなかで勝ち取った勝利で達成感がある」と声を弾ませていました。
そのうえで「センバツ優勝は選手だけでなく吹奏楽やチアリーダーをはじめ支えてくれた多くの方々のおかげだ。また夏にここに戻ってこれるように頑張りたい」と話していました。
西谷監督は春夏6回目の優勝
大阪桐蔭高校の西谷浩一監督は春夏合わせて6回目の優勝を果たしました。
監督として甲子園で6回の優勝は、大阪のPL学園の元監督・中村順司さんに並んで史上最多となります。
西谷監督は平成20年の夏の甲子園で1回目の優勝を果たすと、平成24年にはプロ野球・阪神で活躍する藤浪晋太郎投手を擁して、史上7校目の春夏連覇を達成しました。
そして平成26年の夏の甲子園、去年のセンバツで優勝し、ことしのセンバツで監督として、史上最多に並ぶ春夏合わせて6回目の優勝を成し遂げました。