28日からは、2回目の接種が本格化しています。
また、大阪 東住吉区の75歳の女性は「周りにも、うつしづらくなると思うので、安心しています。今後も人混みを避けるなど行動には気をつけたいです」と話していました。
また、従来の東京・大阪を合わせて1万5000人の予約枠については、来月末まで2回目の接種を受ける人でほぼ埋まっているということです。
28日は、新たに317人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。 1週間前の月曜日より81人増えました。 前の週の同じ曜日を上回るのは、28日で9日連続です。
しかし、今月中旬からは下げ止まり、その後、徐々に増え始めています。具体的には、今月20日以降、27日までの8日連続で、前の週の同じ曜日を上回る状態が続いています。
しかし、重点措置に移行する前日の今月20日からは前の週を上回る日が続いています。ことし4月に3度目の緊急事態宣言が出されたころと比較すると、今とほぼ同じレベルなのは4月12日の476人です。 このころ、7日間平均は上昇していて、4月25日に緊急事態宣言が出された日は727.1まで上昇しました。およそ2週間で1.5倍、250人あまり増えたことになります。
27日時点では1449人で、重点措置の期間に入る直前より179人増加し、病床に占める割合も3ポイント余り上昇しています。
今月1日は2000人を超えていたのが、中旬には1200人台まで減少していましたが、その後、まん延防止等重点措置の期間に入ってから、増加に転じています。 27日時点では1449人で、「まん延防止等重点措置」の期間に移行する直前の今月20日の1270人より179人増加し、1.14倍になりました。 現在確保している病床に占める割合は27日時点で25.9%で、重点措置の移行後に3.2ポイント上昇しています。
その後、増減を繰り返しながらも減少していき、27日時点では37人になりました。 重症者用の病床の使用率は9.9%で10%を切りました。 しかし、都の専門家は「重症患者の数は新規陽性者数の増加から少し遅れて増える。急激な重症患者数の増加は、医療提供体制の逼迫を招くため厳重に警戒する必要がある」と指摘しています。
このうち、20代と30代を合わせて割合は今月に入って27日までに49.5%となりました。 先月より2.2ポイント増えていて、2人に1人は20代から30代の若い世代です。 年代別では ▽20代は27日までに3434人で、率にして29.9%です。 先月より1.7ポイント増えました。 ▽30代は2248人で19.6%となり、先月より0.4ポイント上回っています。 20代と30代のいずれも月別で今年に入ってから最も高くなりました。
そのうえで、「感染力が強いとされるインドで確認された変異ウイルスのデルタ株が増える中では、油断すれば、4月に大阪で起きたような感染拡大が東京でも起きる可能性があり、再び飲食店に酒類提供をやめてもらうなどより厳しい対策が必要となってしまう」と述べました。 また、来月11日までの期間となっている重点措置の解除の見通しについて、「今後の方針は、期限の数日前の七夕のころの感染状況を見ながら、決定していくことになるが、まさに今の人々の動きが感染の広がりとして表れてくるので、繁華街で人が増えている現状を見れば、今よりも多い感染者の報告が想定される」と措置の解除は厳しいという見方を示しました。 そのうえで、「感染者が多くなっていけば、療養施設の確保も厳しくなる。一人ひとりが感染を抑えるという意識を持たなければ、いざ自分が感染したときに入る施設がないということが起きてしまう」として、感染対策の徹底を継続する必要性を訴えました。
基礎疾患などがない16歳以上のすべての区民を対象にした接種は東京23区で最も早いスタートとなります。
▽基礎疾患のある人などは15日から、 ▽保育士や幼稚園の教諭など、一部の職種の人には22日から接種を始めていましたが、 ▽28日からは、こうした条件にかかわらず、すべての人を対象に、予約の受け付けと接種を始めました。
また、この女性は「群馬県に住む父に持病があり、東京から行くのを控えて1年ほどちゃんと会えていなかったので、次に2回目の接種を終えたら、8月ごろに会えたらいいなと思っています。みんなが安心して生活できるように基本的な対策は続けていきますが、元の生活とまではいかなくても制約された状態から解放される日が近づいたような気持ちにはなりました」と話していました。
中野区では、ことし9月までに60%の区民への接種が終わる見込みだということです。
東京 81歳女性「ジムに行くなど運動の機会増やしたい」
大阪 79歳女性「2回の接種が終わって一安心」
予約枠増やすも 今週分はすでに埋まる
予約がない人 28日からは接種できず
「重点措置」移行1週間 増え続ける東京
1日の感染確認は
7日間平均は
「感染の再拡大の可能性 より高まる」東京都
入院患者も増加に転じる
重症患者は
20代と30代の感染割合 今月に入り高まる
専門家「やがて40代や50代に広がっていくとみられる」
16歳以上の接種 東京 中野区で始まる
40代女性「気持ちが楽になりました」
30代男性「早く皆さんへの接種環境が整うことが重要」
中野区「適切な方法をその都度考えて しっかり周知 」
夜間の接種も受け付け
院長「来やすい時間を選べるよう いろんな時間帯を設定」
政府が設置したワクチンの大規模接種センターでは2回目の接種が本格化し、東京都中野区は16歳以上を対象にした接種を始めました。
しかし、都内では28日、新たに317人の感染が確認され、9日連続で前の週の同じ曜日を上回っています。
専門家は「首都圏では、20代や30代の感染者が増えているが、それがやがて40代や50代に広がっていくとみられる。感染が広がれば、多くの方が重症化したり、病床がひっ迫したりする状況が生まれかねない」と警鐘を鳴らしています。
2回目の接種が本格化 大規模センター