おととし、
羽田空港で
旅客機が
滑走路に
進入中に
別の
旅客機が
滑走路を
横断する
トラブルがあり、
国の
運輸安全委員会が
調査結果を
公表しました。
訓練を
受けていた
管制官が
滑走路への
進入許可を
出したあと、
それに
気付いていない
監督役の
管制官に
促されて、
別の
旅客機に
横断の
許可を
出したことが
原因と
推定されるとしています。
おととし6月、神戸発羽田行きのスカイマーク機が管制官から着陸の許可を受け滑走路に進入中に、全日空機が許可を受けて同じ滑走路を横断するトラブルがありました。
当時2機の間隔は8400メートルで、国の運輸安全委員会は事故につながりかねない重大インシデントとして調査し、報告書を公表しました。
それによりますと、許可を出したのは訓練を受けていた管制官で、スカイマーク機に着陸許可を出したあと、それに気付いていない監督役の管制官に促されて、全日空機に滑走路を横断する許可を出したことが原因と推定されています。
監督役の管制官が気付かなかったのはほかの管制官と別の調整していたためだとしています。
再発防止策として、訓練環境を適正に管理するための要領を作成したほか、監督役の管制官に再教育を実施したということです。