Báo tiếng Nhật: プロ野球緊急事態宣言対象地域今月27日から無観客で試合

プロ野球やきゅう緊急きんきゅう事態じたい宣言せんげん対象たいしょう地域ちいき今月こんげつ27日にちから無む観客かんきゃくで試合しあい

Apr 24, 2021 15:04 2

Furigana

政府せいふが緊急きんきゅう事態じたい宣言せんげんを出だす東京とうきょう、大阪おおさか、兵庫ひょうご、京都きょうとの4都府県とふけんでイベントを無む観客かんきゃくで開催かいさいするよう要請ようせいすることを受うけて、プロ野球やきゅうは臨時りんじの実行じっこう委員いいん会かいを開ひらいて対応たいおうを協議きょうぎした結果けっか、政府せいふの方針ほうしんに従にしたがって今月こんげつ27日にちから対象たいしょう地域ちいきでの試合しあいを無む観客かんきゃくで開催かいさいすることになりました。

新型しんがたコロナウイルスの感染かんせん拡大かくだいを受うけて、政府せいふは東京とうきょう、大阪おおさか、兵庫ひょうご、京都きょうとの4都府県とふけんを対象たいしょうに25日にちから来月らいげつ11日にちまでの期間きかん、緊急きんきゅう事態じたい宣言せんげんを出だし、対象たいしょう地域ちいきではプロ野球やきゅうを含ふくめたイベントを原則げんそく、無む観客かんきゃくで開催かいさいするよう要請ようせいします。

プロ野球やきゅう12球団きゅうだんは23日にちに続つづいて24日にちも臨時りんじの実行じっこう委員いいん会かいを開ひらいて対応たいおうを協議きょうぎした結果けっか、政府せいふの方針ほうしんに従にしたがって対象たいしょう地域ちいきでの試合しあいを無む観客かんきゃくで開催かいさいすることを決きめました。

宣言せんげん初日しょにちとなる25日にちの3試合しあいについては告知こくちの期間きかんが短みじかく、混乱こんらんが生しょうじる可能かのう性せいがあるとして観客かんきゃくを入いれての開催かいさいが認みとめられたため、無む観客かんきゃくとなるのは今月こんげつ27日にちからになります。

対象たいしょうの試合しあいは、

▽東京ドームとうきょうど-むでの巨人きょじん戦せんが6試合しあい、日本ハムにほんはむ戦せんが1試合しあい、

▽神宮じんぐう球場きゅうじょうでのヤクルト戦せんが7試合しあい、

▽甲子園こうしえん球場きゅうじょうでの阪神はんしん戦せんが4試合しあい、

▽京セラきょうせらドーム大阪おおさかでのオリックス戦せんが6試合しあいの合あわせて24試合しあいです。

一部いちぶの試合しあいについては日程にっていの変更へんこうが検討けんとうされています。

今回こんかいの緊急きんきゅう事態じたい宣言せんげんへの対応たいおうをめぐっては、一部いちぶの球団きゅうだんから入場にゅうじょう料りょう収入しゅうにゅうなしでの試合しあい開催かいさいは球団きゅうだん経営けいえいへの打撃だげきが大おおきいなどとして、期間きかん中ちゅうの試合しあいを延期えんきする案あんが出だされました。

しかし宣言せんげんが延長えんちょうされたり、地域ちいきが拡大かくだいされたりした場合ばあいは日程にっていの編成へんせいが難むずかしくなり、143試合しあいを行おこなえなくなるおそれがあるとして最終さいしゅう的てきには無む観客かんきゃくで試合しあいを行おこなうことで12球団きゅうだんが合意ごういしました。

対象たいしょう地域ちいきにはこれまで「まん延まんえん防止ぼうし等とう重点じゅうてん措置そち」が適用てきようされていたため、本拠地ほんきょちを置おく巨人きょじん、ヤクルト、阪神はんしん、オリックスは観客かんきゃくを5000人にんまでとするか、すでに5000人にん以上いじょうのチケットが売うれていた試合しあいは販売はんばいを打ち切うちきる対応たいおうをとっていましたが、無む観客かんきゃくでの開催かいさいが決きまったことでチケットの払い戻はらいもどしなどの対応たいおうに追おわれることになります。

斉藤さいとうコミッショナー「苦渋くじゅうの選択せんたく」

臨時りんじの実行じっこう委員いいん会かいのあとの会見かいけんでプロ野球やきゅうの斉藤さいとう惇あつしコミッショナーは「防疫ぼうえき体制たいせいの検証けんしょうやPCR検査けんさを繰り返くりかえし、完全かんぜんに統制とうせいされたもとで行おこなわれるプロ野球やきゅうやJリーグと監視かんしのない中なか、飲食いんしょくなどをするグループとが一律いちりつにされてしまうのはわれわれとしては納得なっとくいかない」と無む観客かんきゃくを要請ようせいする政府せいふの判断はんだんに疑問ぎもんを呈ていしました。

そのうえで「プロ野球やきゅうはお客おきゃくさんあってのもので、単たんに野球やきゅうをやるだけがプロ野球やきゅうではない。今回こんかいは無む観客かんきゃくという苦渋くじゅうの選択せんたくをしたが、あくまで例外れいがい的てきな選択せんたくで、プロ野球やきゅうは基本きほん的てきに観客かんきゃくを入いれて行おこなうものであると会議かいぎでも確認かくにんした」と述のべました。

そして「政府せいふや自治体じちたいにはわれわれが苦渋くじゅうの選択せんたくに至いたった経緯けいいをどうか理解りかいしてほしい。1年ねんを通とおしたかなり複雑ふくざつなスケジュールを組くんでいるので、急きゅうに事態じたいが変かわったからといって、行政ぎょうせいの要請ようせいに対応たいおうするのは本当ほんとうに困難こんなんを伴ともなう。合理ごうり的てきな説明せつめいと経済けいざい的てきな補償ほしょうがなければ簡単かんたんには受け入うけいれられない。政府せいふはどうやったら事業じぎょうとコロナ管理かんりをうまくやっていけるかを考かんがえていただきたい」と話はなしていました。

また無む観客かんきゃくでの試合しあい開催かいさいに伴ともなう球団きゅうだんの損害そんがいに対にたいして補償ほしょうを求もとめるかについて「チケットのキャンセルにかかる費用ひようなどは国くにか自治体じちたいが補填ほてん（ほてん）するので各かく球団きゅうだんの金額きんがくをまとめてスポーツ庁ちょうに出だしてくれと言いわれている。おそらく出だすことになると思おもう」と話はなしていました。

プロ野球やきゅうは去年きょねん、4月つきから5月つきにかけて出だされた1回かい目めの緊急きんきゅう事態じたい宣言せんげんが終おわったあと、予定よていからおよそ3か月かげつ遅おくれて6月つき19日にちにシーズンを開幕かいまくし、7月つき9日にちまでの試合しあいを史上しじょう初はじめて無む観客かんきゃくで行おこないました。

その後そのご、観客かんきゃく数すうを5000人にん、9月つきからは収容しゅうよう人数にんずうの50％と段階だんかい的てきに上限じょうげんを引き上ひきあげました。