菅政権にとって
最初の
国政選挙と
なる、
参議院広島選挙区の
再選挙など衆参3つの
選挙は25
日、
投票が
行われます。
候補者たちは、
街頭などで
最後の
訴えを
続けています。
参議院広島選挙区の再選挙は、おととしの参議院選挙をめぐる公職選挙法違反の罪で有罪が確定した河井案里氏の当選無効に伴って行われ、新人6人が立候補しました。
野党が推す宮口候補と与党が推す西田候補による与野党対決の構図で、「政治とカネ」の問題などを争点に、激しい選挙戦が展開されました。
宮口候補は、支援を受ける立憲民主党の蓮舫代表代行らとともに「小さな声を政治に届けたい」と各地で演説を行いました。
宮口候補は「今の政治は一部の人にしか向いていない。買収事件については、選挙の結果で結論を出さなくてはいけない。どうか皆さんの声や思いを私に託してもらいたい」と訴えました。
西田候補は自民党広島県連の岸田会長らと一緒に「広島から自民党を変える」と各地で支持を呼びかけました。
西田候補は「この再選挙はあすをつくるための選挙だ。自民党や政治を変えるチャンスを一度だけ与えてほしい。政治の空白を乗り越えて信頼ある政治を取り戻す再出発の日とさせてほしい」と訴えました。
山本候補は、受信料を支払った人だけがNHKの放送を見られる仕組みが必要だと主張しました。
山本候補は「NHKのスクランブル放送化に取り組める唯一の国政政党だ。広島県民の皆様と一緒にNHKをぶっ壊す」と訴えました。
広島選挙区で23日までに期日前投票をすませた人は、有権者の8%余り、19万8808人で、おととしの選挙の同じ時期と比べると、8万6000人余り減っています。
25日は、広島の再選挙と同様、与野党対決の構図となった参議院長野選挙区の補欠選挙のほか、衆議院北海道2区の補欠選挙も行われます。
菅政権にとって、最初の国政選挙となる今回、新型コロナウイルス対策なども争点となり、結果は、次の衆議院選挙に向けた与野党の戦略にも影響を与えそうです。
投票は25日行われ、即日開票されます。