参議院広島選挙区の再選挙は、立憲民主党、国民民主党、社民党が推薦した宮口治子氏が自民党の西田英範氏らを抑え、初めての当選を果たしました。
宮口氏は、広島県福山市出身の45歳。
地元ラジオ局でパーソナリティーを務め、現在はフリーアナウンサーとして活動しています。
今回の再選挙は、おととしの参議院選挙をめぐって公職選挙法違反の罪で有罪が確定した河井案里氏の当選無効に伴って行われ、「政治とカネ」の問題が最大の争点になりました。
特定の政党ではなく、政治団体「結集ひろしま」から立候補した宮口氏は、立憲民主党など野党から幅広く支援を得て、自民党の西田氏との間で、激しい選挙戦を展開しました。
そして、政治とカネの問題に対する県民の姿勢を示さなければ、政治は変わらないと訴えました。
その結果、支援を受けた野党各党の支持層に加え、日本維新の会の支持層や、無党派層などからも幅広く支持を集め初めての当選を果たしました。

宮口治子氏は「まだ少し信じられないような気持ちがある。小さな声をしっかり聞き、ぶれない気持ちを忘れずに、皆様のお役に立てるようしっかり頑張っていきたい。政治家として遠いところに行くのではなく、いつもと変わらないままでがんばっていきたい」と喜びの声を述べました。
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