山口県出身で境川部屋の響龍は、ことし3月26日の春場所13日目の三段目の取組で相手に投げを打たれて敗れた際に頭から土俵に落ち5分以上倒れたままになり、その後、救急車で病院に搬送されました。
翌日、師匠の境川親方は「一生懸命、治療に専念している」と説明していました。
日本相撲協会は29日、響龍が28日午後6時すぎ、急性呼吸不全のため都内の病院で亡くなったと発表しました。
28歳でした。

日本相撲協会の八角理事長は「協会員一同、心より哀悼の意を表します。私自身ただただ驚き、ぼう然としております。1か月以上にわたる闘病生活、さぞつらかったかと思いますが、ご家族や師匠の懸命の看病のもと力士らしく粘り強く耐え病魔と闘ってくれました。今はただ、安らかに眠ってほしいと願っております」とコメントを発表しました。
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