일본어 뉴스: コロナ患者を一時的に大学病院に運び治療の緊急度を判断大阪

コロナ患者かんじゃを一時いちじ的てきに大学だいがく病院びょういんに運はこび治療ちりょうの緊急きんきゅう度どを判断はんだん大阪おおさか

May 2, 2021 19:05

Furigana

新型しんがたコロナウイルスの医療いりょう体制たいせいが危機きき的てきな状況じょうきょうになっている大阪おおさかでは自宅じたく療養りょうよう中ちゅうの患者かんじゃなどが救急きゅうきゅう搬送はんそうされる際さい、できるだけ早はやく必要ひつような治療ちりょうにつなげようと大阪おおさか守口もりぐち市しにある大学だいがく病院びょういんに患者かんじゃを一時いちじ的てきに運び込はこびこんで医師いしが診断しんだんを行おこない、治療ちりょうの緊急きんきゅう度どを判断はんだんする取り組とりくみが始はじまっています。

新型しんがたコロナウイルスの医療いりょう体制たいせいが危機きき的てきな状況じょうきょうになっている大阪おおさかでは重症じゅうしょう病床びょうしょうが足たりなくなる中なか、自宅じたく療養りょうよう中ちゅうの患者かんじゃなどの容体ようだいが悪化あっかして、救急きゅうきゅう搬送はんそうしようとしても、なかなか入院にゅういんできない事態じたいが起おきています。

そこで、大阪おおさか府ふと大阪おおさか守口もりぐち市しにある「関西かんさい医科いか大学だいがく総合医療センターそうごういりょうせんた-」では、患者かんじゃの容体ようだいをできるだけ正確せいかくに把握はあくし、治療ちりょうの緊急きんきゅう度どを判断はんだんする「救急きゅうきゅう車しゃトリアージ」と呼よばれる取り組とりくみを先月せんげつ中旬ちゅうじゅんから始はじめました。

この取り組とりくみでは、大阪おおさか府内ふないで長時間ちょうじかん、受け入うけいれ先さきの病院びょういんがみつからず、症状しょうじょうが悪化あっかしている患者かんじゃが出でたときに入院にゅういん調整ちょうせいを行おこなっている大阪おおさか府ふの指示しじで総合医療センターそうごういりょうせんた-にいったん、搬送はんそうします。

センターでは、CT画像がぞうを撮とって肺はいの状態じょうたいを調しらべるなどして、患者かんじゃの容体ようだいを診断しんだんし、重症じゅうしょう度どを見極みきわめます。

一刻いっこくを争あらそう患者かんじゃがいた場合ばあい、再ふたたび府ふが比較的ひかくてき、容体ようだいが安定あんていした患者かんじゃを転院てんいんさせるなどして病床びょうしょうを空あけ、入院にゅういん先さきを決きめることになっています。

センターによりますと、この取り組とりくみをはじめて以降いこう、1日にちに5件けんから10件けん程度ていど、「トリアージ」を行おこなっているということです。

先月せんげつ24日にちには、自宅じたくで容体ようだいが悪化あっかしたもののおよそ7時間じかん、入院にゅういん先さきが見みつからなかった50代だいの男性だんせい患者かんじゃがセンターに運び込はこびこまれ、重じゅう篤あつしな状態じょうたいと診断しんだんされて、入院にゅういんすることができました。

関西かんさい医科いか大学だいがく総合そうごう医療いりょうセンターの中森なかもり靖やすし副ふく病院びょういん長ちょうは「自宅じたくなどにいる患者かんじゃはPCR検査けんさをしただけで、レントゲンもCTスキャンも受うけていない人ひとがたくさんいて、受け入うけいれる病院びょういんも症状しょうじょうが分わからず困こまっているのが現状げんじょうだ。初期しょきの診断しんだんをすることで少すこしでも現状げんじょうの改善かいぜんにつながればと思おもう」と話はなしています。