被害届を提出したのは、元ジャニーズJr.で「ジャニーズ性加害問題当事者の会」に所属する二本樹顕理さんです。
二本樹さんによりますと、被害を告発したことし5月以降、SNS上の投稿などでひぼう中傷が相次ぎ、「証言はうそだ」「売名だ」といったものや「道を歩くときは気をつけろ」という内容もあったということです。
これらのひぼう中傷についてリストを作成して、3日に大阪府警に提出しました。
捜査関係者によりますと、被害届は受理されたということです。
二本樹さんは「被害の声をあげるだけでもつらいのに、ひぼう中傷で二重苦になってしまう。被害を訴える人がたたかれる世の中であってはいけないと思うので、なくなってほしい」と話し、今後、発信者が特定されれば刑事告訴も検討するとしています。
「当事者の会」では、ひぼう中傷が深刻な問題になっているとして、10月10日にも代表の男性がインターネット上のひぼう中傷について警察に告訴状を提出していて、今後、他のメンバーについても告訴などに向けて準備を進めるとしています。