戦闘激化せんとうげきかのスーダン、56人死亡にんしぼう 国境こっきょうなき医師団いしだん

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May 17, 2024 10:05 0
Furigana
日本报纸

国際医療組織こくさいいりょうそしき国境こっきょうなき医師団いしだん」は16にち、アフリカ北東部ほくとうぶスーダンのきたダルフールしゅう州都しゅうとエルファーシルで戦闘せんとう激化げきかし、今月こんげつ10とおかから15にちあいだすくなくとも56にん死亡しぼうしたとあきらかにした。

同医師団どういしだん声明せいめいによると、10日以降とおかいこう、エルファーシルのサウス病院びょういんには454にんはこばれ、うち56にん負傷ふしょう原因げんいん死亡しぼうしたという。また戦闘せんとう依然いぜんとしてはげしく、おおひと病院びょういんまでたどりけないことから、実際じっさい死傷者数ししょうしゃすうははるかにおお可能性かのうせいたかとの見方みかたしめした。

同医師団どういしだんは「ダルフール地方ちほうなかではきたダルフールは比較的安全ひかくてきあんぜんだった」「いまでは路上ろじょう狙撃兵そげきへいがおり、はげしい砲撃ほうげきおこなわれている。市内しない安全あんぜん場所ばしょ皆無かいむだ」と状況じょうきょう悪化あっか説明せつめいした。

きたダルフールでは暴力ぼうりょくはげしくなっており、準軍事組織じゅんぐんじそしき即応支援部隊そくおうしえんぶたい(RSF)」がエルファーシルを包囲ほういしている。

べいイエール大学公衆衛生大学院だいがくこうしゅうえいせいだいがくいん人道研究室じんどうけんきゅうしつが15にち発表はっぴょうした報告書ほうこくしょでは、「10とおかから14じゅうよっかにかけてエルファーシル東部とうぶ南東部なんとうぶで、紛争ふんそう関連かんれんしたおおきな損壊そんかい」が確認かくにんされたとしている。RSFと国軍こくぐん(SAF)が「市内しない地上戦ちじょうせん砲撃ほうげき拡大かくだいし、かえしている」という報道ほうどう一致いっちしている、とも指摘してきしている。

国連こくれんのスーダン担当特別副代表たんとうとくべつふくだいひょうは15にち、エルファーシルで戦闘行為せんとうこうい激化げきかし、市全体しぜんたい危険きけん状況じょうきょうあるとの見解けんかいしめした。

米国べいこく同日どうじつ、ダルフールでの作戦さくせん指揮しきしたとしてRSFの司令官しれいかんふたり制裁せいさいした。

スーダンでは昨年さくねんがつ国軍こくぐんとRSFのあいだ戦闘せんとう勃発ぼっぱつした。国連人道問題調整事務所こくれんじんどうもんだいちょうせいじむしょ(OCHA)によると、これまでに880万人まんにん避難民ひなんみんとなり、2480万人まんにん支援しえん必要ひつようとしている。

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