ドジャース山本やまもと由ゆかり伸しんが5勝しょう目め 大谷おおたに翔しょう平へいセーフティーバントで出塁しゅつるい

20日にちの試合しあいで今こんシーズン50試合しあい目めのドジャースは、本拠地ほんきょちロサンゼルスでダイヤモンドバックスと対戦たいせんしました。

先発せんぱつのマウンドに上あがった山本やまもと投手とうしゅは1回かい、ヒット1本ほんを打うたれたものの、低ひくめの変化球へんかきゅうと150キロを超こえる速球そっきゅうを生いかしたピッチングで3つのアウトをいずれも三振さんしんで奪うばいました。

このあと3回かいに2アウト一塁いちるい二塁にるいとピンチを招まねき、続つづくバッターにタイムリーヒットを打うたれて先制せんせい点てんを許ゆるしました。

そのウラ、味方みかた打線だせんがソロホームランで1対たい1の同点どうてんに追おいついたあと、ノーアウト一塁いちるい二塁にるいのチャンスで大谷おおや選手せんしゅに打席だせきがまわりました。

ここで大谷おおや選手せんしゅがフォアボールを選えらび満塁まんるいにすると、続つづく、フリーマン選手せんしゅが満塁まんるいホームランを打うってリードを広ひろげました。

この回かい、さらにもう1本ほんのホームランが出でたドジャースは一挙いっきょ6点てんを奪うばいました。

援護えんごをもらった山本やまもと投手とうしゅは低ひくめの変化球へんかきゅうと高たかめの速球そっきゅうを効果こうか的てきに使つかって6回かいまでに7つの三振さんしんを奪うばうなど追加ついか点てんを許ゆるしませんでした。

6対たい1で迎むかえた7回かいは、ノーアウト二塁にるいの場面ばめんで低ひくめのスライダーで8つ目めの三振さんしんを奪うばったあと、タイムリーヒットを打うたれて2点てん目めを失うしない、その直後ちょくごに交代こうたいとなりました。

代かわったピッチャーが追加ついか点てんを与あたえず、山本やまもと投手とうしゅは7回かい途中とちゅう2失点しってんでした。

球たま数すうは大リーグだいり-ぐ移籍いせき後ご初はじめて100球きゅうを投なげ、打うたれたヒットは7本ほん、与あたえたフォアボールは1つで防御ぼうぎょ率りつは3.17となりました。

試合しあいはドジャースが6対たい4で勝かって連勝れんしょうを「4」に伸のばし、山本やまもと投手とうしゅが5勝しょう目めをあげました。

大谷おおや選手せんしゅは1回かいの第だい1打席だせきの初球しょきゅうで相手あいての意表いひょうをつくセーフティーバントを決きめ、内野ないや安打あんだで塁るいに出でて2試合しあい連続れんぞくヒットをマークしました。

このあとは打球だきゅう速度そくど183.6キロのファーストへのライナーを打うつなど痛烈つうれつな打球だきゅうを見みせましたがヒットは出でず、3打数だすう1安打あんだ、フォアボールが1つでした。

打率だりつは3割わり5分ふん3厘りんとなっています。

山本やまもと由ゆかり伸しん「必死ひっしに投なげていきたい」

山本やまもと由ゆかり伸しん投手とうしゅは、「先制せんせいを許ゆるしてしまったところからなんとか切り替きりかえて投なげていけた。味方みかたに逆転ぎゃくてんしてもらえてその後そのごは、いいピッチングができたと思おもう。試合しあいに勝かちきれたのでよかった」と試合しあいを振り返ふりかえりました。

大リーグだいり-ぐ移籍いせき後ご、初はじめて100球きゅうを投なげたことについては「しっかり、投球とうきゅう数すうなど管理かんりしてもらっているので体からだも元気げんきにプレーできているし、順調じゅんちょうかなと思おもう」と話はなしていました。

シーズンが始はじまりここまで登板とうばんした10試合しあいについて聞きかれると「よくない登板とうばんも何なん登板とうばんかあったし、少すこしずつよくなってきていることも実感じっかんしてきている。いい状態じょうたいを保たもって少すこしずつ安定あんていしてきているかなと思おもう」と話はなし手応てごたえを感かんじている様子ようすでした。

そして、「味方みかたに点てんを取とってもらった勝かてた試合しあいもたくさんあるので自分じぶんの実力じつりょくではないところもある。必死ひっしに投なげていきたい」と決意けついを新あらたにしていました。

ロバーツ監督かんとく “あのタイミングでバント 予想よそう外がいもいいプレー”

ロバーツ監督かんとくは試合しあい後ご、大谷おおや選手せんしゅの1回かいの第だい1打席だせきのセーフティバントについて、ベンチからの指示しじではなく、大谷おおや選手せんしゅの判断はんだんだったと明あかしました。

そのうえで「彼かれの打球だきゅうは非常ひじょうに強つよいから、相手あいてのサードも守備しゅび位置いちを下さげていた。とてもいいバントというわけではなかったが、予想よそう外がいのことだったし、あの状況じょうきょう、タイミングでバントはいいプレーだった」と大谷おおや選手せんしゅの打球だきゅう速度そくどの速はやさを逆手さかてにとったプレーだったと説明せつめいしました。

そして「とても驚おどろいたが、私わたしは自分じぶんで考かんがえてプレーする選手せんしゅが好すきだ。彼かれはまさに野球やきゅうをプレーしていた」とたたえました。