Actualités japonaises: 「核のごみ」処分地選定 “議論を全国に” 国に求める声相次ぐ

「核かくのごみ」処分しょぶん地ち選定せんてい “議論ぎろんを全国ぜんこくに” 国くにに求もとめる声こえ相次あいつぐ

May 22, 2024 18:05 0

Furigana

全国ぜんこくの原子力げんしりょく発電はつでん所しょなどが立地りっちする市町村しちょうそんでつくる協議きょうぎ会かいの会合かいごうが東京とうきょうで開ひらかれ、佐賀さが県けん玄海げんかい町まちが原発げんぱつがある自治体じちたいとして初はじめて、いわゆる「核かくのごみ」の処分しょぶん地ち選定せんていに向むけた調査ちょうさを受け入うけいれたことを受うけて、国くにに対にたいし議論ぎろんを全国ぜんこくに広ひろげるよう取り組とりくみを求もとめる声こえが相次あいつぎました。

会合かいごうには、原発げんぱつや関連かんれんの施設しせつが立地りっちする全国ぜんこく25の市町村しちょうそんのトップなどが出席しゅっせきし、今月こんげつ、「核かくのごみ」の処分しょぶん地ち選定せんていに向むけた調査ちょうさを原発げんぱつ立地りっち自治体じちたいで初はじめて受け入うけいれた玄海げんかい町まちの脇山わきやま伸太郎しんたろう町長ちょうちょうが「町まちの議会ぎかいも『議論ぎろんに一いち石せきを投とうじる』思おもいで私わたし自身じしんも苦渋くじゅうの決断けつだんだった。国くにには全国ぜんこくに議論ぎろんを広ひろげるようお願おねがいしたい」と述のべ、処分しょぶん地ちの選定せんていが進すすまない中なかで、調査ちょうさを受け入うけいれた背景はいけいを語かたりました。

会合かいごうの中なかでは、玄海げんかい町まちに対にたいし敬意けいいを表ひょうするという発言はつげんや、国くにに対にたいして議論ぎろんを全国ぜんこくに広ひろげるための更さらなる取り組とりくみを求もとめる声こえが相次あいつぎました。

また、調査ちょうさを受け入うけいれた自治体じちたいに対にたいする現在げんざいの制度せいどの交付こうふ金きんだけでなく、広ひろく地域ちいきの利益りえきになる支援しえん制度せいどなどを求もとめる意見いけんも出だされました。

会議かいぎのあと、会長かいちょうを務つとめる福井ふくい県けん敦賀つるが市しの米澤よねざわ光治こうじ市長しちょうは「最終さいしゅう処分しょぶんの問題もんだいは立地りっち地域ちいきかどうかにかかわらず国くに全体ぜんたいで議論ぎろんしなければならない問題もんだいなのに、立地りっち地域ちいき以外いがいへの呼よびかけはまだ十分じゅうぶんではないと思おもうので、国くににはしっかりと議論ぎろんできる環境かんきょう整備せいびをお願おねがいしたい」と話はなしていました。