ドジャース 大谷おおや翔しょう平ひら2試合しあい連続れんぞくヒット 山本やまもと由ゆかり伸しん4失点しってんで2敗はい目め

ドジャースは相手あいての本拠地ほんきょちシンシナティでレッズとの3連戦れんせんの最終さいしゅう戦せんに臨のぞみ、試合しあいは天気てんきが下り坂くだりざかになる予報よほうを受うけて、当初とうしょ予定よていされていた開始かいし時間じかんから1時間じかん半はん早はやめてプレーボールとなりました。

前日ぜんじつの試合しあい後ご、ロバーツ監督かんとくから「太ふとももの裏うらを軽かるく痛いためている」と明あかされた大谷おおや選手せんしゅは、2番ばん・指名しめい打者だしゃで先発せんぱつ出場しゅつじょうし、1回かいの第だい1打席だせきと4回かいの第だい2打席だせきはセカンドゴロ、6回かいの第だい3打席だせきは空振からぶり三振さんしんとなりました。

4点てんを追おう9回かいは1アウトランナーなしの場面ばめんで第だい4打席だせきが回まわり、甘あまく入はいった変化球へんかきゅうを引っ張ひっぱって打球だきゅう速度そくど182.6キロの痛烈つうれつな打球だきゅうが相手あいてファーストのグラブをはじき、強襲きょうしゅうのヒットとなって塁るいに出でました。

このあと二塁にるいまで進すすんだ大谷おおや選手せんしゅは続つづくフリーマン選手せんしゅのツーベースヒットでホームにかえり、ドジャースは土壇場どたんばで1点てんを返かえしました。

大谷おおや選手せんしゅは4打数だすう1安打あんだで2試合しあい連続れんぞくでヒットをマークしましたが、打率だりつは3割わり3分ふん6厘りんに下さがりました。

一方いっぽう、中ちゅう5日にちで登板とうばんした山本やまもと投手とうしゅは、1回かいにツーベースヒット1本ほんを打うたれたものの、150キロを超こえる速球そっきゅうと低ひくめに決きめた変化球へんかきゅうで3つのアウトはいずれも三振さんしんで奪うばいました。

しかし、0対たい0の3回かいはヒットとフォアボールなどで2アウト満塁まんるいのピンチを招まねくと、2本ほんのタイムリーヒットを打うたれて一挙いっきょ4点てんを失うしないました。

その後そのごは追加ついか点てんを許ゆるさず0対たい4のまま迎むかえた5回かいを投なげきったあと、雨あめの予報よほうを受うけてグラウンドにシートが被かぶされ試合しあいは中断ちゅうだんしました。

激はげしい雨あめが降ふったあとおよそ1時間じかん後ごに試合しあいは再開さいかいしましたが、山本やまもと投手とうしゅはマウンドに上あがらず交代こうたいしこの日ひは、5回かい4失点しってんでした。

球たま数すうは100球きゅう、8つの三振さんしんを奪うばいましたが、打うたれたヒットが6本ほん、フォアボールは2つでした。

試合しあいはドジャースが1対たい4で敗やぶれて5連敗れんぱい、山本やまもと投手とうしゅが大リーグだいり-ぐデビュー戦せん以来いらい、およそ2か月かげつぶりの負まけ投手とうしゅとなって今こんシーズンの通算つうさん成績せいせきは5勝しょう2敗はいとなりました。

ドジャースが5連敗れんぱいを喫きっしたのは、2019年ねん4月つきの6連敗れんぱい以来いらい5年ねんぶりです。

山本やまもと由ゆかり伸しん「粘ねばることができなかった」

山本やまもと投手とうしゅは、一挙いっきょ4失点しってんした3回かいのピッチングについて「フォアボールを出だしてランナーがたまっていき、そこでしっかり自分じぶんのピッチングに戻もどれたらよかったが、なかなかうまくいかなかった。感覚かんかくは割わりとよかったので、あのイニングがすごく悔くいの残のこる、よくない投球とうきゅうになってしまった」と振り返ふりかえりました。

また、「点てんを取とられたとしても、最少さいしょう失点しってんで行いけたら試合しあいの流ながれも変かわったと思おもう。粘ねばることができなかったので試合しあいを優位ゆういに進すすめられなかったかなと思おもう」とした上うえで、「似にたような失点しってんをする試合しあいが増ふえている。しっかり次つぎにつなげて、よりよいピッチングができるように練習れんしゅうしていきたい」と気持きもちを切り替きりかえていました。

ドジャース 5年ねんぶりの5連敗れんぱい 大谷おおやも不振ふしん

ドジャースは2019年ねん4月つきに喫きっした6連敗れんぱい以来いらい、5年ねんぶりの5連敗れんぱいとなりました。

自慢じまんの強力きょうりょく打線だせんが本来ほんらいの力ちからを発揮はっきできておらず、この5試合しあいのチーム打率だりつは2割わりちょうどに落ち込おちこんでいて、特とくにチャンスであと1本ほんが出でない場面ばめんが目立めだっています。

ベッツ選手せんしゅは「いい時ときもあれば悪わるい時ときもある。今いまはみんなが少すこし違ちがってしまっている」とチームの現状げんじょうを話はなし、ロバーツ監督かんとくも「特とくに得点とくてん圏けんにランナーがいるときにバットがうまく振ふれておらず、打線だせんに一貫いっかん性せいがない。選手せんしゅたちは自分じぶんでブーツのひもを締しめ直なおさないといけない」と選手せんしゅの奮起ふんきを求もとめました。

そのなかで、大谷おおや選手せんしゅもこの5試合しあいは打率だりつ2割わり3分ふん8厘りん、得点とくてん圏けんで6打数だすう1安打あんだと苦くるしんでいます。

大谷おおや選手せんしゅは16日にちの試合しあいで左ひだり太ふともも裏うらにけん制けんせい球だまが当あたったことで痛いたみを抱かかえながらのプレーとなっています。

ロバーツ監督かんとくはバッティングへの影響えいきょうはないとしていますが、今月こんげつは連敗れんぱい前まえまで打率だりつ3割わり7分ふん3厘りん、得点とくてん圏けん打率だりつは4割わり1分ふん7厘りんと好調こうちょうでチームも14勝しょう4敗はいと大おおきく勝ち越かちこしていただけに、2番ばん・指名しめい打者だしゃというチームの打線だせんを引っ張ひっぱる大谷おおや選手せんしゅの復調ふくちょうが連敗れんぱい脱出だっしゅつのカギとなりそうです。