Actualités japonaises: 大相撲 “照ノ富士復帰に向けた姿勢など注視”横審委員長

大だい相撲すもう “照あきらノ富士ふじ復帰ふっきに向むけた姿勢しせいなど注視ちゅうし”横審よこしん委員いいん長ちょう

May 27, 2024 20:05 2

Furigana

大だい相撲すもうの横綱よこづな審議しんぎ委員いいん会かいが開ひらかれ、山内やまうち昌之まさゆき委員いいん長ちょうは夏場なつば所しょを途中とちゅう休場きゅうじょうした横綱よこづな照あきらノ富士ふじについて「次つぎの名古屋なごや場所ばしょ、あるいは秋場所あきばしょまでけがの回復かいふく過程かていや復帰ふっきについての横綱よこづなの執念しゅうねんと責任せきにん感かんを見みてみることになった」と復帰ふっきに向むけた姿勢しせいや復帰ふっき後ごの成績せいせきを注視ちゅうしする意向いこうを示しめしました。

横綱よこづな審議しんぎ委員いいん会かいは、27日にち夕方ゆうがた、東京とうきょう両国りょうこくの国技こくぎ館かんで開ひらかれ、会合かいごうのあと山内やまうち委員いいん長ちょうが記者きしゃ会見かいけんしました。

夏場なつば所しょを2日にち目めから休場きゅうじょうし、横綱よこづな在位ざいい17場所ばしょ目めで10回かい目めの休場きゅうじょうとなった横綱よこづな照あきらノ富士ふじについては「残念ざんねんだったのは事実じじつだが、少すこしでも出でようとした敢闘かんとう精神せいしんは評価ひょうかできる」としました。

そのうえで「次つぎの名古屋なごや場所ばしょ、あるいは秋場所あきばしょまでけがの回復かいふく過程かていや復帰ふっきについての横綱よこづなの執念しゅうねんと責任せきにん感かんを見みてみることになった」と復帰ふっきに向むけた姿勢しせいや復帰ふっき後ごの成績せいせきを注視ちゅうしする意向いこうを示しめしました。

横綱よこづな審議しんぎ委員いいん会かいは内規ないきで、休場きゅうじょうが多おおいなど、その位くらいに堪こたえないと認みとめた場合ばあいなどに横綱よこづなに対にたいして「激励げきれい」や「注意ちゅうい」、「引退いんたい勧告かんこく」を決議けつぎするとしています。

山内やまうち委員いいん長ちょうは「激励げきれいや注意ちゅうい、ましてや引退いんたい勧告かんこくに到底とうてい当あてはまるものではない。名古屋なごや場所ばしょ、秋場所あきばしょということまで明示めいじしたので、その後そのごに関にかんしてはおのずと道筋みちすじが見みえてくると思おもう」と述のべました。

一方いっぽう、23歳さいの新しん小結こむすび大だいの里さとが初はつ土俵どひょうからわずか7場所ばしょで初はつ優勝ゆうしょうを果はたしたことについては「大おおきく角界かくかいが変かわろうとしている予兆よちょうではないか。大関おおぜきにはいずれ昇進しょうしんすると思おもうが、そのスピード感かんも期待きたいだ」とたたえました。

一方いっぽうで、2場所ばしょ続つづけて若手わかて力士りきしの優勝ゆうしょうが続つづくなど、番付ばんづけの重おもみについて問とわれると「番付ばんづけ崩壊ほうかいとまではいかないまでも番付ばんづけの流動りゅうどう化かが進すすんだ2場所ばしょというのは否定ひていできない。立たちはだかる上位じょうい力士りきしの工夫くふうや奮起ふんきがないと番付ばんづけが有名ゆうめい無実むじつになりかねない」との見解けんかいを示しめしていました。