山梨県富士河口湖町のコンビニエンスストア「ローソン」が富士山撮影の名所として話題を呼び、観光客が殺到したことから、このほど町が大胆な対策を発表し、ローソンは近隣住民らへの謝罪文を出しました。
話題になったのは、ローソンの建物と背後にそびえる富士山の構図。当局によると、写真を撮ろうと詰めかけた人々がごみを捨てたり、道路に立って交通妨害になったりする例が相次ぎ、近隣の事業所から町議会に苦情が寄せられていました。
これに対して町は先日、現地に目隠しを立てる対策を発表。高さ約2.5メートルの幕の設置を今月末までに完了するとしています。
ローソンは写真撮影を勧めていたわけではないが、5日に近隣住民や店舗の利用客らに向けて「ご迷惑とご心配をおかけしていることを心よりお詫び申し上げます」と謝罪しました。迷惑行為を防止するために、ごみ捨てや交通妨害をやめるよう呼び掛ける多言語の看板を掲げ、警備員の配置の配置も検討するということです。