日本新聞: カラオケパブ女性オーナー殺人の疑い常連客の男逮捕大阪

カラオケパブ女性じょせいオーナー殺人さつじんの疑うたがい常連じょうれん客きゃくの男おとこ逮捕たいほ大阪おおさか

Jun 18, 2021 22:06

Furigana

大阪おおさか北きた区くのカラオケパブで、25歳さいのオーナーの女性じょせいが殺害さつがいされた事件じけんで警察けいさつは、56歳さいの男おとこの常連じょうれん客きゃくを殺人さつじんの疑うたがいで逮捕たいほしました。警察けいさつによりますと、容疑ようぎを否認ひにんしているということです。

逮捕たいほされたのは、兵庫ひょうご県けん西宮にしのみや市しの会社かいしゃ員いん宮本みやもと浩志ひろし容疑ようぎ者しゃ（56）です。

警察けいさつによりますと、6月つき11日にちの午後ごご9時じから10時じにかけて、大阪おおさか北きた区く天神橋てんじんばしの雑居ざっきょビルにあるカラオケパブの店内てんないで、オーナーの稲田いなだ真しん優子ゆうこさん（25）の首くびを刃物はもので刺さすなどして殺害さつがいした疑うたがいが持もたれています。

3日にち後ごの14日にちに、稲田いなださんが店みせの中なかで倒たおれているのを知人ちじんが見みつけて通報つうほうし、警察けいさつがビルの出入り口でいりぐちの防犯ぼうはんカメラの映像えいぞうなどを調しらべたところ、事件じけんの当日とうじつ、店みせの常連じょうれん客きゃくの宮本みやもと容疑ようぎ者しゃが出入でいりし、関与かんよした疑うたがいがあることが分わかったということです。

警察けいさつの調しらべに対にたいし「店みせには行おこなったがやっていない」などと供述きょうじゅつし、容疑ようぎを否認ひにんしているということです。

警察けいさつによりますと、宮本みやもと容疑ようぎ者しゃは4年ねん前まえから稲田いなださんが勤つとめていた店みせの常連じょうれん客きゃくで、ことし1月つきに現場げんばの店みせがオープンしたあとも通とおっていました。

捜査そうさ関係かんけい者しゃによりますと、稲田いなださんは「店みせの客きゃくにしつこく言い寄いいよられている」などと周囲しゅういに相談そうだんしていたということで、警察けいさつは関連かんれんを詳くわしく調しらべています。

親交しんこうあった女性じょせい「心こころの支ささえだった生き返いきかえらせてほしい」

亡なくなった稲田いなださんと5年ねんほど前まえに知り合しりあい、店みせを訪おとずれるなどして親交しんこうを深ふかめてきたという大阪おおさか府内ふないの30代だいの女性じょせいは「出会であったとき、真面目まじめな印象いんしょうを受うけました。その後そのごも印象いんしょうは変かわらないどころか、律儀りちぎで、素直すなおな人柄ひとがらで、もっともっと好すきになりました」と話はなしていました。

稲田いなださんからクリスマスにもらった花はなの置物おきものは、今いまでも大切たいせつに持もっていて「形見かたみになってしまいました」と話はなしていました。

女性じょせいは、ことし2月つきからバーを経営けいえいしているということで「出店しゅってんしようと思おもって相談そうだんに行いったとき『絶対ぜったいできますよ、頑張がんばりましょう』と励はげましてもらい、すごくパワーをもらいました。まゆちゃんが頑張がんばっているから私わたしも頑張がんばろうと思おもえ、心こころの支ささえでした。生き返いきかえらせてほしいです」と涙なみだながらに語かたっていました。