アメリカ南部フロリダ州のマイアミ近郊で12階建てのマンションの一部が崩れ落ち、5人の死亡が確認されている事故が起きてから2日余りが経過しました。
マンションが崩れたときに何人が建物内にいたのかは明らかになっていませんが、地元当局によりますと、居住者のうち連絡がとれなくなっている人は156人にのぼっていて、救助隊による捜索活動が続けられています。
事故が起きたマンションは建設されてからことしで40年と老朽化していて、改修工事にむけて建築のコンサルタントが行った事前の調査では柱などに複数の亀裂が見つかっていたことがわかりました。
調査報告書によりますと、バルコニーや駐車場の壁や柱などに複数の亀裂や損傷が見つかったほか、防水に関しても問題があり修復が必要だったということです。
柱などの亀裂や損傷と事故との関連は不明ですが、地元の町長はアメリカメディアの取材に対して確認を進めると答えたうえで、マンションが崩れた原因の究明を急ぐ考えを示しました。