日本新聞: 能登半島地震盛土で造成した土地複数地点で崩壊し住宅被害も

能登のと半島はんとう地震じしん盛土もりつちで造成ぞうせいした土地とち複数ふくすう地点ちてんで崩壊ほうかいし住宅じゅうたく被害ひがいも

Jan 31, 2024 04:01 1

Furigana

能登のと半島はんとう地震じしんで、石川いしかわ県けん七尾ななお市しや津幡つばた町まちなど複数ふくすうの地点ちてんで土どを盛もって造成ぞうせいした土地とちが崩壊ほうかいし、住宅じゅうたくにも被害ひがいが出でていたことが専門せんもん家かの調査ちょうさで分わかりました。

地盤じばん工学こうがくが専門せんもんで石川いしかわ工業こうぎょう高等こうとう専門せんもん学校がっこうの新保しんぼ泰やすし輝てる准じゅん教授きょうじゅは今月こんげつ2日にち以降いこう、被災ひさい地ちを訪おとずれ地盤じばんの被害ひがいを調査ちょうさしました。

その結果けっか、谷たにに土どを盛もって造成ぞうせいした宅地たくちで被害ひがいが相次あいつぎ、このうち七尾ななお市し南ケ丘みなみがおか町まちでは住宅じゅうたくが大おおきく傾かたむいていました。

また津幡つばた町まち緑が丘みどりがおかでは、幅はばおよそ120メートル、深ふかさ20メートルほどにわたって盛り土もりつちが崩壊ほうかいし、車庫しゃこも傾かたむいて地中ちちゅうがむき出むきだしになっていたということです。

このほか、金沢かなざわ市しと能登のと半島はんとうを結むすぶ自動車じどうしゃ専用せんよう道路どうろの「のと里山さとやま海道かいどう」でも、七尾ななお市しの横田よこたインターチェンジ付近ふきんなど複数ふくすうの地点ちてんで盛り土もりつちが崩くずれ、道路どうろが大おおきく壊こわれているのが確認かくにんされました。

新保しんぼ准じゅん教授きょうじゅは、盛り土もりつちが崩くずれた詳くわしいメカニズムについてさらに調査ちょうさが必要ひつようだとしたうえで、「これまでもさまざまな地震じしん災害さいがいで盛り土もりつちが壊こわれる被害ひがいが出でていて改あらためて盛り土もりつちの安全あんぜん性せいを確認かくにんしていく必要ひつようがある」と話はなしていました。