能登半島地震で
震度5
強を
観測した
富山県氷見市では、
支援を
受けるために
必要な
り災証明書の
申請が
これまでに4900
件余り出されていますが、
発行できたのは
およそ20%にとどまっていて、
市は
急ピッチで
作業を
進めています。
氷見市役所には1月31日、「がんばろう!氷見」と書かれた縦1メートル、横6メートルの横断幕が掲げられました。
今回の地震で住宅への被害が相次いだ氷見市では、31日までに出されたり災証明書の申請4930件のうち、発行したのは19%の939件にとどまっています。
市役所には2月1日も、り災証明書の発行のために被害調査の申請に市民が訪れていました。
申請に来た70代の男性は、「壁にひびが入る程度だったので、大きな被害を受けた人を優先して1月中は申請に来ないようにしていました。ただ、余震のたびにひびがどんどん広がり、怖くなってきたので、きょう手続きに来ました」と話していました。
氷見市は、福島県や岡山県からの職員の応援を受けて、およそ100人の態勢で家屋の被害調査と、証明書の発行の作業を急ピッチで進めています。
氷見市税務課の宮腰宏臣さんは、「それぞれの家屋の状況を丁寧に調査して、被害に遭われた方に少しでも寄り添いながら支援していきたいと思っています」と話していました。