日本新闻: 節分来年は1日早まり「２月2日」に地球と太陽の動きで暦ずれ

節分せつぶん来年らいねんは1日にち早はやまり「２月にがつ2日にち」に地球ちきゅうと太陽たいようの動うごきで暦こよみずれ

Feb 3, 2024 17:02 0

Furigana

ことしの「節分せつぶん」は2月つき3日にちですが、来年らいねんは地球ちきゅうと太陽たいようの位置いち関係かんけいなどから暦こよみがずれる影響えいきょうで1日にち早はやまり、2月つき2日にちになります。

「節分せつぶん」は「立春りっしゅん」の前日ぜんじつとされていますが、今月こんげつ、官報かんぽうに掲載けいさいされた来年らいねんの「暦こよみ要項ようこう」では、地球ちきゅうと太陽たいようの位置いち関係かんけいなどから「立春りっしゅん」が2月つき3日にちと定さだめられ、「節分せつぶん」は例年れいねんより1日にち早はやい2月つき2日にちとなりました。

1年ねんは365日にちですが、地球ちきゅうが太陽たいようの周まわりを公転こうてんする周期しゅうきは365日にちよりわずかに長ながいため、「立春りっしゅん」と決きめられた位置いちに到達とうたつする時刻じこくは毎年まいとし少すこしずつずれていきます。

現在げんざいの暦こよみでは、基本きほん的てきに4年ねんごとに「うるう年うるうどし」を設もうけてずれを調整ちょうせいしていますが、それでも完全かんぜんにはなくならないため、来年らいねんの「立春りっしゅん」が1日にち早はやまり、それに伴ともない「節分せつぶん」も早はやまるということです。

「節分せつぶん」は再さい来年らいねんはまた2月つき3日にちに戻もどりますが、およそ30年ねん後ごの2057年ねんと2058年ねんには2年ねん連続れんぞくで2月つき2日にちになるなど、今世紀こんせいきの末すえにかけて1日にち早はやまる頻度ひんどが高たかまる傾向けいこうにあるということです。

「節分せつぶん」が1日にち早はやまった2021年ねんには、日付ひづけを間違まちがえて2月つき3日にちを「節分せつぶん」と記載きさいしたカレンダーもあったということで、国立こくりつ天文台てんもんだい暦れき計算けいさん室しつの担当たんとう者しゃは「季節きせつの分け目わけめである『節分せつぶん』は地球ちきゅうと太陽たいようの動うごきで決きまるので、時刻じこくが動うごいていくのが普通ふつうのことです。来年らいねんは日付ひづけが変かわるので注意ちゅういしてもらいたい」と話はなしています。