珠洲市の正院小学校のグラウンドには、市内で初めてとなる応急仮設住宅40戸が完成し、9日から入居が始まります。
入居を前に8日、報道陣に内部が公開されました。
間取りは2DKと4LDKのタイプがあり、キッチンや風呂、トイレが備えられています。
市内では断水が続いていますが、この仮設住宅では敷地内に受水槽と浄化槽を設置し、配水管を部屋までつなげているため、水が使えるということです。
珠洲市内では5か所に合わせて456戸の仮設住宅が着工済みで、3月下旬までに順次、完成する予定です。
一方、被災者からは1600件を超える入居の申し込みが寄せられていて、県は珠洲市におよそ2500戸を建設する計画です。
視察に訪れた泉谷満寿裕市長は「暖かく、安心して暮らせる環境だと感じた。今後、用地の確保と設計をできるだけ早く行い、スピード感を持って利用できるようにしたい」と話していました。