일본어 뉴스: 400年ほど前の日本で作られた「書見台」ポルトガルで見つかる

400年ねんほど前まえの日本にっぽんで作つくられた「書見しょけん台だい」ポルトガルで見みつかる

Feb 18, 2024 06:02 0

Furigana

400年ねんほどの前まえの日本にっぽんで作つくられた南蛮なんばん漆器しっきの1つで聖書せいしょを読よむための「書見しょけん台だい」がこのほどポルトガルで見みつかりました。十字架じゅうじかなどの装飾そうしょくを剥はぎ取とったと見みられる跡あとがあり、キリスト教きょうの弾圧だんあつを恐おそれた当時とうじの人ひとたちの心情しんじょうがうかがえる貴重きちょうな資料しりょうとして注目ちゅうもくされています。

ポルトガルで見みつかったこの書見しょけん台だいは、全体ぜんたいが黒くろの漆うるしで塗ぬられていて中心ちゅうしんには松の木まつのきが描えがかれ、周囲しゅういは、貝殻かいがらのらでん細工ざいくがちりばめられています。

調査ちょうさした東京とうきょう文化財ぶんかざい研究所けんきゅうじょの小林こばやし公こう治ち特とく任にん研究けんきゅう員いんによりますと、この書見しょけん台だいは聖書せいしょを読よむときに使つかうもので、そのデザインから江戸えど時代じだい初期しょきにポルトガル人じんやスペイン人じんが日本にっぽんの職人しょくにんに作つくらせ海うみを渡わたった南蛮なんばん漆器しっきの1つと見みられています。

ただ、これには、これまで確認かくにんされた書見しょけん台だいのほぼすべてにある十字架じゅうじかやイエス・キリストを示しめす「IHS」の文字もじなど、キリスト教きょうを示しめすデザインがないということです。

このため小林こばやしさんらがX線せんで撮影さつえいしたところ、松まつの木の下このしたに何なにかを剥はがしたと見みられる跡あとが見みつかり、それらが十字架じゅうじかや「IHS」の文字もじの一部いちぶと確認かくにんできたということです。

書見しょけん台だいが作つくられたのは幕府ばくふがキリスト教きょうの弾圧だんあつを強つよめていた時期じきで、その摘発てきはつを逃のがれるため宗教しゅうきょう色しょくを消けして本国ほんごくに送おくったのではないかと見みられています。

小林こばやし特とく任にん研究けんきゅう員いんは「単たんに上うえから絵えを描えがくのではなく貝かいを取とって何なにがあったのかを完全かんぜんに見みえないようにしていて、宗教しゅうきょう弾圧だんあつを恐おそれていた当時とうじの人々ひとびとの気持きもちがわかる貴重きちょうな資料しりょうだ」と話はなしています。

400年ねんほど前まえの日本にっぽんで作つくられた「書見しょけん台だい」ポルトガルで見みつかる

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