任命されたのは、1990
年代末の
旧ユーゴスラビアのコソボ
紛争での
戦争犯罪を
裁くため、オランダのハーグに
設置された
特別法廷で、
主任検察官を
務めたジャック・スミス
氏です。
特別検察官は、利益相反が生じるのを避けることなどを目的に、司法長官や議会によって任命される独立性の高い検察官で、ガーランド長官は、「トランプ前大統領が次の大統領選挙への立候補を表明し、バイデン大統領も意欲を示す中、特別検察官の任命は公共の利益にかなう」と述べました。
トランプ氏は、今月15日に2年後の大統領選挙への立候補を表明し、この時期の立候補にはFBIの捜査をけん制するねらいもあったと指摘されており、真相解明が進むのかが焦点です。
トランプ氏「魔女狩りの一環だ」と批判
これに対してトランプ氏は、南部フロリダ州の自宅で支持者らを前に演説し「この恐ろしい権力の乱用は、魔女狩りの一環だ。われわれは無実だ」と述べ、バイデン政権による捜査機関の政治利用だと批判しました。