昆虫の
利用は
たんぱく質不足を
補い
食料問題の
解決にもつながると
考えられていて、
魚の
餌としての
利用についても
国や
自治体の
研究所や
大学が
連携して
研究が
進められています。
農研機構=農業・食品産業技術総合研究機構のグループは、体長2センチほどの北アメリカ原産のアブ「アメリカミズアブ」を魚の餌として安定的に大量に供給するための研究を進めています。
「アメリカミズアブ」は、卵から、餌として活用できる大きさの幼虫になるまで3週間程度と成長が速いうえ野菜や果物など食品の残りかすを食べて育つということで、ごみの削減や食品ロスの問題の解決にもつながる可能性があるとしています。
研究グループは温度や餌の種類、卵の集め方など最も効率的にアブを育てて利用するための条件を探る実験を進めていて、昆虫利用技術研究領域の安田哲也研究領域長は「家畜のように人の手で飼い慣らし安定的に供給できるようにすることで、食品ロスとたんぱく源の確保の問題を同時に解決したい」と話していました。
また、
静岡県水産・
海洋技術研究所では
実際にアメリカミズアブを
魚粉に
代わる魚の
餌として
利用するため、
養殖しているニジマスにアブを
混ぜた
餌を
与えてどのような
割合で
混ぜるのが
よいかや、
餌の
大きさ
などを
研究しています。
別の研究所で行われた養殖のマダイにアブを混ぜた餌を与えた実験では、餌のうちの魚粉の半分を置き換えてもマダイの成長に差がないことが分かり、この研究所で同様の餌をニジマスに与えても成長の程度に差はほとんど見られていないということです。
静岡県水産・海洋技術研究所の倉石祐主任研究員は「餌をただあげるだけでは魚はなかなか食べてくれないので、どんな工夫をすれば食べるのか検証しています。昆虫を利用することで魚の養殖を持続可能なものにしていきたい」と話していました。
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