1
日から
横浜地方裁判所で
裁判員裁判が
始まり、
久保木被告は
グレーの
スーツ姿で
法廷に
入りました。
裁判長から「起訴状の事実について違う点はありますか」と尋ねられると、はっきりとした声で「すべて間違いありません」と述べ、起訴された内容を認めました。
一方、被告の弁護士は「被告は統合失調症を患っていて、著しい影響があった。心神こう弱の状態であり、責任能力について争う」と主張しました。
続く冒頭陳述で、検察は「自分の勤務中に患者が死亡すると、家族に責められるのではないかと不安を募らせ、勤務時間外に死亡させようと混入を繰り返すようになった。無断で外出しようとした患者については、けがをされたら自分の責任になると考えて殺害を決意した。被告は正常な心理で判断や行動をしていて、完全責任能力があった」と述べました。
これに対し被告の弁護士は「大口病院の前に別の病院で働いていた時に、患者の死に直面し、自分の看護が行き届いていなかったのではないかと悩み、薬を飲むようになった。大口病院に移ったあと、事件の半年前に、患者の遺族から『看護師が殺した』と非難されてショックを受け、精神状態が不安定になった」と述べました。
審理は1日を含めて11回行われる予定で、判決は来月9日に言い渡されます。
旧 大口病院 事件当時の院長 “二度とあってはならない出来事”
裁判について
事件当時、
旧「
大口病院」で
院長を
務めていた
高橋洋一医師は
弁護士を通じて「
亡くなられた
方々、ご
家族様にお
悔み申し上げます。
多くの
方々にとって
不幸な、
二度とあってはならない
出来事です」という
コメントを
発表しました。
事件の経緯は
事件が
発覚したのは、5
年前の
平成28
年9
月でした。
横浜市神奈川区の
旧「
大口病院」で
高齢の
入院患者が
相次いで
死亡。
9月16日に興津朝江さん(78)、18日に西川惣藏さん(88)、20日には、八巻信雄さん(88)が亡くなりました。
警察が捜査を始め、遺体や点滴から消毒液に含まれる「界面活性剤」の成分が検出されました。
警察は内部の事情に詳しい人物の犯行とみていましたが、直接的な証拠は乏しい状況でした。
しかし、事件の半月ほど前に被告が消毒液のボトルをタオルに隠すように持ち運んでいるのを同僚が目撃していたことなどから警察が事情を聴いたところ殺害を認め、事件から1年10か月後の平成30年7月に逮捕しました。
捜査段階の調べに対し、被告は「患者が死亡した際の遺族への説明が自分にできるのか常に不安だった」などと、自分の勤務時間外に患者が死亡するよう狙ったという趣旨の供述をしたということです。
検察は、3人に対する殺人罪と未使用だった複数の点滴袋に消毒液を混入した殺人予備の罪で平成30年12月に起訴しました。
初公判 傍聴席の倍率は約26倍に
裁判所によりますと、1
日の
初公判では14の
傍聴席に対し、371
人が
傍聴を
希望したということで、
倍率は
およそ26
倍でした。
横浜市保土ヶ谷区に住む45歳の女性は「大学生の長女が看護師を目指しているので、どんな気持ちで点滴に消毒液を入れたのか気になってきました。理不尽な形で亡くなったご遺族や被害者の方はつらい思いをしていると思うので、被告には正直なことを話してほしい」と話していました。
障害のある人の作業所で働いているという横浜市中区の61歳の女性は「看護師の仕事は大変なことが多く、精神的に厳しい仕事だと思います。やったことは絶対に許されませんが、つらかったことをありのままに話してほしい」と話していました。
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