道路が通れなくなるなどして孤立状態になっていたり、孤立は解消されたものの引き続き支援が必要な地区です。
▽輪島市の
▼大屋地区、▼河原田地区、▼鵠巣地区、▼町野地区、▼南志見地区、▼三井地区、▼西保地区、▼仁岸地区、▼小山地区、▼諸岡地区、▼小石地区、▼本郷地区、▼浦上地区、▼七浦地区の14の地区など。
▽珠洲市の
▼蛸島旧保育所、▼真浦町、▼大谷町、▼馬緤町、▼高屋町、▼折戸町、▼仁江町、▼折戸木ノ浦、▼川浦町、▼狼煙町横山、▼宝立町大町泥木、▼三崎町寺家、▼三崎町杉山、▼三崎町雲津の14の地区など。
▽穴水町の
▼北七海地区、▼麦ケ浦地区、▼丸山地区、▼上唐川地区、▼鹿波地区、▼中居地区の6つの地区など。
▽能登町の
▼北河内地区、▼桐畑地区、▼十郎原地区、▼水滝地区の4つの地区など。
▽七尾市では
▼中島町河内地区など。
▽志賀町では一部の自主避難所などが孤立していたり、引き続き支援が必要な状態だということです。
輪島市 孤立把握しきれず
石川県輪島市によりますと、孤立地域は道路をふさいでいる土砂などが取り除かれて一部では解消されているということですが、市内全体では小さな集落を含めてどの程度が孤立状態にあるか把握しきれていないということです。
輪島市 自衛隊のヘリで救助続く
輪島市大沢町では今月1日の地震で道路が寸断されるなどして孤立した状態が続いていて、自衛隊がヘリコプターを使って住民の救助活動を行っています。
6日午前中、輪島市のマリンタウンにあるグラウンドにはヘリコプターで救助された住民が次々に降り立ちました。
家族6人で帰省していたという白山市に住む東謙太郎さん(40)は「電気は使えませんでしたが食料は確保されていました。日がたつにつれて精神的にも追い詰められ歩いて移動しようとも考えていました。救助されてほっとしています」と話していました。
また、娘2人と一緒に帰省していた60代の男性は「体調は大丈夫ですが精神的にきつかったです」と話していました。
珠洲市 孤立解消に向かうも 物資不足
珠洲市によりますと、これまでに孤立状態が続いていた地区の多くと市の中心部などを結ぶ道路が通行できるようになったということです。
自衛隊によりますとこのうち高屋町地区と馬緤町地区と市の中心部とを結ぶ農道は道をふさいでいた倒木や土砂の撤去作業が5日終わり、5日夜から自衛隊が物資を届け始めました。
ただ、この農道の途中には亀裂が入るなどしていて、一般の車両の通行は依然、厳しい状況が続いています。
高屋町地区から、地震が起きてから初めて農道を通ってきたという50代の男性は、「勤務先に電話しなければならず道を通ってきた。ただ通れる車は限られていて、地区では物資も不足していてまだ孤立状態だ」と話していました。
また、高屋町地区の30代の男性は「道路はかろうじて通ることができたが、別の道も開通してほしい。地区は今も孤立していてガソリンと灯油が全然足りていない」と話していました。