日本新聞: 石川馳知事「今はまず2次避難所に」希望者全員今月中めど

石川いしかわ馳知事ちじ「今いまはまず2次じ避難ひなん所しょに」希望きぼう者しゃ全員ぜんいん今月こんげつ中ちゅうめど

Jan 13, 2024 14:01 4

Furigana

石川いしかわ県けんの馳知事ちじは、被災ひさい地ちの輪島わじま市しや珠洲すず市しからの2次じ避難ひなんについて、高齢こうれい者しゃや希望きぼうする人ひと全員ぜんいんを対象たいしょうにするとしたうえで、今月こんげつ中ちゅうにめどをつけたいという考かんがえを示しめしました。

馳知事ちじは13日にち、石川いしかわ県庁けんちょうでNHKのインタビューに応おうじました。

馳知事ちじは、地震じしんからまもなく2週間しゅうかんとなる被災ひさい地ちの状況じょうきょうについて「最大さいだいの課題かだいは生いきていくために必須ひっすのインフラが寸断すんだんされたことだ。65歳さい以上いじょうが5割わりという高齢こうれい化かが進すすむ地域ちいきで若わかい世代せだいが少すくないなか、市しや町まちの職員しょくいんも被災ひさいしていて十分じゅうぶんに機能きのうしていない」と述のべました。

そのうえで「被災ひさい者しゃにはまずは安全あんぜん安心あんしんな場所ばしょにいてほしい。そのことが災害さいがい関連かんれん死しを防ふせぐ最もっとも重要じゅうようなことだ」と述のべ、輪島わじま市しや珠洲すず市しからの2次じ避難ひなんを急いそぐ考かんがえを示しめしました。

具体ぐたい的てきな進め方すすめかたについては「今月こんげつ中ちゅうにはめどをつけたい。希望きぼうする人ひとは全員ぜんいんに来きてもらうのが目標もくひょうだ。優先ゆうせんとしては1番目ばんめが孤立こりつ集落しゅうらく、2番目ばんめが高齢こうれい者しゃなどの要よう支援しえん者しゃ、3番目ばんめが希望きぼうする人ひとだ。できる限かぎりまとまった地域ちいきごとに家族かぞくごとにホテルや旅館りょかん、みなし仮設かせつを準備じゅんびしたい」と述のべました。

そして、こうした県けんの方針ほうしんを周知しゅうちするため、避難ひなん所しょの運営うんえいにあたるまとめ役やくの住民じゅうみんなどを通をとおして案内あんないや手続てつづきの書類しょるいを配布はいふしているとしています。

馳知事ちじは「私わたしの使命しめいは能登のとを元もとに戻もどすことだ。震災しんさいに強つよい水道すいどう、強つよい道路どうろ、強つよい電力でんりょく供給きょうきゅう、強つよい通信つうしん環境かんきょうを目指めざし、インフラを強靭きょうじん化かしていく。そのために今いまはまず一旦いったん、2次じ避難ひなん所しょに身みを寄よせてほしい」と呼よびかけました。